株式会社TOKの革新的ロータリーダンパーが発明奨励賞を受賞！

株式会社TOKが発明奨励賞を受賞

東京都板橋区に本社を置く株式会社TOKは、先日、同社のカスタムロータリーダンパーが令和7年度関東地方発明表彰にて発明奨励賞を受賞したと発表しました。この受賞は、製品の特長である取り付け易さと高い評価を受けたデザイン性が功を奏した結果です。

取り付けやすさに特化した設計

「TD100」という標準ロータリーダンパーをベースに開発されたこの製品は、複雑な取り付け工程を簡素化するために特別にデザインされています。従来のロータリーダンパーは、相手側部材との位置合わせが必要であり、経験によって作業効率が大きく異なっていました。しかし、株式会社TOKは、誘い込み溝や案内溝を設けることで、取り付け位置を容易に調整できるようにしました。これにより、作業者の経験に関係なく、誰でも短時間で簡単に取り付けができるようになっています。

この新たな設計は作業効率を飛躍的に向上させ、多くの業種での応用が期待されています。さらに、取り外しが簡単な構造も特徴としており、製品をリサイクルする際にも非常に便利に設計されています。

ロータリーダンパーの重要性

ロータリーダンパーは、オイルの粘性抵抗を利用して、蓋やカバーを滑らかに閉じるために利用される機構部品です。例えば、トイレの便座やピアノの蓋など、様々な製品でその役割を果たしています。設計された動きは、利用者に安心感を与え、高級感のある操作を実現するため、現代の生活で欠かせない存在となっています。

受賞コメントと今後の展望

株式会社TOKの技術サポートグループリーダー、本田渉氏は「本製品はお客様のニーズに応えるべく取り付けやすさと意匠性を両立し、開発されました。今回の受賞を励みに、さらなる技術開発を進め、社会のニーズに応えていく所存です」と述べています。この受賞は、同社の技術力を示すだけでなく、未来の製品開発に対する期待をも引き寄せています。

過去の受賞歴

株式会社TOKは、常に革新を追求し続けています。過去の受賞歴にもその姿勢が表れています。例えば、平成28年度にはブラインド用クラッチで東京都知事賞を受賞、令和元年度にもTD116で関東経済産業局長賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。
これらの受賞は、ユーザーにとっての価値を重視した開発の結果であり、今後も省力化と安全性を追求する製品の提供を目指していることを示しています。