EC事業者の新たな危機:クレジットカード不正利用の急増
近年、ECサイトにおけるクレジットカードの不正利用事件が頻発しており、特にセキュリティ対策が甘い加盟店が狙われています。この問題に対処すべく、アクル社はサブスクリプションビジネス支援サービスを提供するテモナ社と協力し、不正対策のソリューションを展開しています。
クレジットカード不正利用の現状
一般社団法人日本クレジット協会のデータによれば、2017年に発生したクレジットカードの不正利用による被害総額は約236億円に達しました。特に、オンライン上での不正利用に関する被害が大きな割合を占め、過去一年でその金額が約1.8倍に増加しています。このような背景から、経済産業省もクレジットカード取引におけるセキュリティ対策強化に乗り出しています。
政策の強化と実行計画
2018年6月には改正割賦販売法が施行され、同年3月には国際水準に基づいた「実行計画2018」が発表されました。この計画では、クレジットカード情報の保護や、偽造カードによる不正利用対策が具体的に示されています。また、EC事業者に対しては多面的な不正利用対策が必要であるとされています。
テモナの新サービス「たまごリピートNext」
テモナ社が手掛ける「たまごリピートNext」は、サブスクリプションコマースに特化したクラウド型の通販システムです。定期購入や頒布会など、現代の多様なニーズに応える機能が豊富に搭載されています。すでに1,000社以上に導入されており、市場でのシェアはナンバーワンを誇ります。
アクルの不正対策ソリューション
一方、アクルはクレジットカードの不正利用に対する包括的な対策を提供することに特化したコンサルティング会社です。テモナとの連携により、不正対策が求められるEC事業者がスムーズにアクルのサービスを導入できる環境が整います。アクルは、定期的に最新の不正のトレンドや、効果的な対策に関する情報を発信し、業界全体の啓蒙活動にも力を入れています。
まとめ
不正利用の増加はEC事業者にとって深刻な脅威です。アクルとテモナの協力により、安心してビジネスを展開できる環境が整うことで、業界全体のセキュリティレベル向上が期待されています。テモナの「たまごリピートNext」とアクルの不正対策ソリューションが、EC業界の未来を切り拓く一助となるでしょう。
会社紹介
テモナ株式会社
証券コード:3985
所在地:東京都渋谷区
設立:2008年10月
ウェブサイト:
テモナ公式
株式会社アクル
所在地:東京都港区
設立:2016年7月
ウェブサイト:
アクル公式