ASTROFLASHが宇宙へ
2020-06-11 18:41:57
新たな宇宙体験を提供するASTROFLASHの初号機が打上げ!
ASTROFLASHの初号機打上げがもたらす新しい宇宙体験
東京大学発の宇宙ベンチャー企業、ASTROFLASHが手掛ける初号機が、「きぼう」から地球に向けて打ち上げられる計画が進行中です。この衛星は、視覚を通じて多くの人々に宇宙との新たなつながりを提供することを目的としています。
エンターテイメントの新しい形
ASTROFLASHは、超小型衛星を用いた宇宙利活用の先駆者として注目されています。彼らが開発している衛星は、単にデータを送信するだけでなく、誰もが肉眼で見ることができ、自由に色や明るさを操作できるという新しいエンターテイメントの形を目指しています。この衛星は、10cm x 10cm x 30cmのサイズを持ち、重さはわずか4kgです。
初号機が打ち上げられる予定は2021年度で、打ち上げ後は約1年間にわたり地球を周回し、最大約-2等級の明るさの光を発信する予定です。この技術の確立を通じて、地上から見える輝く衛星を実現し、宇宙への関心を高めることが期待されています。
対象は都市部
特に都市部での視認を重視した運用方針が採られており、天体観測の妨げにならない工夫が施されています。さらに初号機にはネーミングライツを設け、一般からの名称募集も検討しているとのことです。
将来のビジョン
ASTROFLASHは、将来的にフォーメーションフライト技術を活用し、複数基の衛星による壮大な宇宙イルミネーションを実現することを目指しています。このような新しい宇宙体験を通じて、特に子どもたちに宇宙への興味を持たせることを願っています。プロジェクトの背後には、東京大学の中須賀・船瀬研究室や、光量子科学研究センターとの共同開発があります。
Space BDとの協業
衛星打上げサービスを提供するSpace BDは、このプロジェクトにおいて重要なパートナーとして活動しています。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との協力の下、ISSからの衛星放出に至るまでの一貫したサービスを提供します。これにより、ASTROFLASHのミッションが実現に向けて大きく前進することが期待されています。
才能あるCEOの言葉
ASTROFLASHのCEO、勝山杜都氏は、「様々な衛星が存在する中で、実際に視認可能な衛星は極めて少ない。私たちの衛星は、それを変えるものであり、多くの人々に宇宙を身近に感じてもらいたい」と語っています。また、Space BDの大野和宏氏も、「より多くの人に宇宙を身近に感じてもらうことを目指し、開発を進めていきます」とコメントしています。
ASTROFLASHとSpace BDの未来
ASTROFLASHは2019年に設立され、国際的な背景を持つ新しい宇宙事業に挑戦しています。また、Space BDは、宇宙商社として様々な事業を手掛けており、宇宙の商業化へ向けた明確なビジョンを持っています。両社が結びつくことで、今後の宇宙ビジネスの活性化が期待されるでしょう。
この初号機の打上げが成功すれば、宇宙の新たな魅力が多くの人々に伝わり、未来の科学者たちが宇宙への興味を持つきっかけになるかもしれません。ASTROFLASHの新たな挑戦に、今から目が離せません!
会社情報
- 会社名
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株式会社 ASTROFLASH
- 住所
- 東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7F
- 電話番号
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