CTCテクノロジー、ロジスティクスセンター移転で保守事業を強化
CTCテクノロジーが新たに移転した東京ロジスティクスセンターは、同社の保守事業の要となる拠点です。ここでは、保有する保守部品の約50%を管理し、全国のサービス拠点への安定的な供給を実現しています。この移転により、同社は新たなロジスティクスシステムを導入し、より効率的な部品配送を目指しています。
新中心地の特長として挙げられるのは、空港や鉄道貨物駅に近接している点です。この立地を活かして、株式会社近鉄ロジスティクス・システムズとの協力のもと、トラック輸送、空輸、鉄道輸送を組み合わせた効率的な物流網を構築します。これにより、保守部品の配送スピードと質が大幅に向上し、迅速な保守サービスが可能になります。また、環境への配慮から鉄道での輸送量を増加させる「モーダルシフト」の実現にも注力します。
品質管理にも力を入れており、新しいセンターでは品質検査のエリアを拡大しました。これにより、入荷部品の検査や不良パーツの原因特定を迅速に行えるようになります。この迅速な対応は、メーカーへの品質改善依頼や共通部品を使用する顧客への通知を早期に実施することにつながり、保守サービスのさらなる向上を目指します。
加えて、建物には免震や水害対策、非常用電源といった災害対策が完備されています。これにより、緊急時でも安定した部品供給が可能になり、お客様のITインフラ運用を支援します。
CTCグループは創業以来、保守サポート体制を強化してきた実績があります。CTCTは、全国の顧客へのサービスで培った技術とノウハウを基に、自社独自の品質検査基準を設け、60社のメーカーから入手した10万点以上の保守部品を自ら管理しています。今後、再生可能エネルギーの利用やモーダルシフトをさらに進め、持続可能な物流運営に取り組む意向を示しています。
また、自社のマネージドサービスやシステムインテグレーション(SI)サービスとも連携し、1万社を超える顧客に対してITライフサイクル全体にわたるトータルサポートを提供していく考えです。これにより、より多くの顧客に高品質なサービスを届けていくことでしょう。
東京ロジスティクスセンターの概要
- - 名称: CTCテクノロジー 東京ロジスティクスセンター
- - 所在地: 〒140-0003 東京都品川区八潮3-3-6 東京レールゲートEAST5階
- - 移転日: 2024年10月1日(火)
- - 営業開始日: 2024年10月1日(火)
新たなロジスティクスセンターを通じて、CTCテクノロジーは保守サービスの品質向上を目指し、より良い顧客体験を実現していきます。