東京女子大学での産学連携による人材育成の取り組み
昨今、変化の激しい社会環境に対応できる人材の育成が求められています。そんな中、東京女子大学で行われた「ワタシゴトキャリアラボ」にタキヒヨー株式会社が参加しました。このワークショップは、学生が自身のキャリアをリアルに捉え、自分の経験として考えることを目的としています。
ワタシゴトキャリアラボの概要
「ワタシゴトキャリアラボ」は、企業の実例を基に、チームで課題を解決する形式のワークショップです。この取り組みは2022年から続いており、今年度のテーマは「インバウンド」。参加企業はタキヒヨーを含む3社で、各社の視点から新たなファッションアイテムの企画を行いました。参加学生たちは、実際のマーケットリサーチを通じて、国内外の消費者のニーズを理解し、商品企画のステップを学びました。
当日、参加した学生からは「チームで商品を作るのが初めてだったので、普段の課題とは異なるやりがいを感じることができた」といった声や「社会人と接することで、仕事を自分事として考える勇気が湧いた」という感想が寄せられました。これにより、彼らの意識がどのように変化したのかを察することができます。
学生への影響
ワークショップ参加後のアンケート調査によると、学生たちの「自信がある」と感じる割合が顕著に向上しました。特に「新しい価値を生み出す力」が24.3%、物事に進んで取り組む力が21.6%、現状を分析する力も同じく21.6%の向上が見られました。
この結果は、協力企業とともにリアルな課題に取り組んだことで、学生が自分自身の成長を実感できたことの表れです。
今後の展望
今後もタキヒヨーは東京女子大学との連携を深め、若者たちに「働く」という概念を具体的に体験してもらう機会を提供していく予定です。「働くこと」を自分事として捉え、今後のキャリアを考える手助けをすることで、未来を担う人材の育成に寄与していきます。
この取り組みは、他の教育機関との合作にも広がりを見せており、エシカル消費を体験するイベントやディズニーとのコラボ商品開発など、多様なプロジェクトが進行中です。また、学生に生きた学びを提供すべく、実際の企業の視点からの教育の重要性が再確認されています。
まとめ
今回の「ワタシゴトキャリアラボ」は、学生だけでなく、企業にとっても互いに学び合う貴重な機会となりました。今後は、さらに多様な形式でのコラボレーションを通じて、教育の現場と実社会を結びつける活動が期待されます。東京女子大学とタキヒヨーのこの取り組みが、若者のキャリア形成において新たな光をもたらすことを願っています。