大和自動車交通が乗務員の新たなキャリアパスを提供する取り組み

大和自動車交通が独自のキャリアパスを提供

大和自動車交通株式会社が、乗務員のキャリア形成を支援する新たな施策を始めました。東京都江東区に本社を構える同社は、個人タクシー事業者との業務提携を通じて、乗務員に多様な働き方の選択肢をもたらすことを目指しています。具体的には、「大和提携個人タクシー」として営業を開始することで、乗務員は自ら独立しながらも大和自動車交通の強力なブランドを活用することが可能です。

初の「大和提携個人タクシー」出発式を実施

この取り組みの第一歩として、2025年4月14日に「大和提携個人タクシー出発式」が開催されました。出発式には大和自動車交通の代表取締役社長である大塚一基氏が出席し、開業予定の「林タクシー」の林氏に花束が贈呈されました。この式典は、新たなスタートを祝う重要なイベントであり、参加者全員が林氏の成功を願って見送りました。

乗務員の多様なキャリア形成を支援

「大和提携個人タクシー」制度は、乗務員に自分のライフスタイルに合わせた働き方の実現を支援します。これによって、モチベーションの向上や新たな人材の確保が期待され、より多様な価値を持った人材が活躍することになります。今後も、毎年約30名の乗務員が個人タクシー事業者として独立することが見込まれており、大和自動車交通は彼らと業務提携を結び、営業基盤を保障し、成長を支援します。

「大和提携個人タクシー」のメリット

1. 営業基盤の活用 : 個人タクシーとして独立した後も、大和自動車交通の無線配車やアプリ、決済手段を活用することができます。これにより、安定した営業活動が継続可能です。また、顧客にとっても「大和」のブランドを認識しやすく、安心感を提供します。

2. 同等の車種・装備 : 「林タクシー」では、大和自動車交通の標準車両であるトヨタ「JPN TAXI（ジャパンタクシー）」を導入し、車載機器も高い品質を維持しています。乗務員は、これまで慣れ親しんだ車両での営業機会を享受でき、安心してサービスを提供することができます。

3. メンテナンスサポート : 定期整備や車検、修理に関しても大和自動車交通のサポートが受けられるため、安心かつ安全な営業体制を確保できます。