視力測定支援
2026-07-21 11:08:30

発達障害のある子どものための視力測定支援モデルが始動

発達障害のある子どもたちのための視力測定支援プロジェクト



NPO法人ぴあっとが神奈川県相模原市で展開する「やさしい視力測定のいっぽ」は、発達障害や知的障害を抱える子どもたちが安心して視力測定を受けられるための新たな取り組みです。このプロジェクトは、家族や医療、福祉、教育など多職種が連携し、個々の特性に応じた視力測定支援モデルの開発を目指しています。

視力測定の重要性


子どもの視力は乳幼児期から大きく発達し、6〜8歳頃までにほぼ完成するとされています。この時期に弱視などの視覚的な問題を早期に発見できるかどうかは、視機能の向上に大きな影響を与えます。

しかし、発達障害や知的障害のある子どもたちは、視力測定を行う際にいくつかの課題に直面することがあります。たとえば、検査方法を理解することが難しい、初めての環境への不安を感じる、片目を隠すことが難しいなどの理由です。そのため、視力測定ができない場合があり、「見え方を確認できないまま成長してしまう」という問題が生じてしまいます。

プロジェクトの背景


NPO法人ぴあっとの代表理事である五十嵐舞子氏は、特別支援学校に通う息子の経験からこのプロジェクトを立ち上げました。息子は視力測定を一度も受けたことがなく、視力測定の難しさを実感していました。この経験を基に、「このまま視力を測ることはできないのだろうか」という疑問から、彼女は視力測定方法の新たな模型を模索するようになりました。

多職種による連携


プロジェクトの立ち上げにあたり、五十嵐氏は発達障害への理解が深い眼鏡屋や専門家と連携し、家族・医療・福祉・教育の各分野が集まる検討会を開催しました。そこで、視力測定が難しかった子どもの保護者へのヒアリングや、地域の保育士や養護教諭、眼科医へのインタビューを実施しました。この結果、参加者がそれぞれの特性に応じた測定方法を選ぶことができる複数の視力測定方法を用意することになりました。

「やさしい視力測定」の実施


2026年6月には、第1回視力測定体験会を開催し、成果と課題を検証しました。この体験会では発達障害や知的障害がある子どもたちが参加し、一人ひとりの発達段階に合わせた様々な視力測定方法が試されました。具体的には、スポットビジョンスクリーナーやモニターを使用した測定、イラストを使った絵指標方式、さらにはランドルト環など、多様な測定法が用意されています。

参加するお子さんの不安を減らすため、事前に個々の好きなことや苦手なことを把握し、安心できる環境づくりに努められていました。当日は子どもたちのペースに合わせて柔軟に測定を進めることが重視され、無理な測定は行わなかったとのことです。

成果と今後の展望


体験会終了後のアンケートによると、参加者全員が「このような体験会は必要」と回答し、98%が「とても満足」と答えるなど、高い評価を受けています。特に視力測定が難しかったお子さんのうち5名は初めて測定ができるに至り、他の参加者も新たな方法や事前準備を通じて徐々に理解を深められたようです。

今後、次回の体験会が2026年9月に予定されており、得られた知見をもとにさらに支援方法を改良していくとのこと。視力測定における新たな支援モデルが様々な場面で活用され、発達障害や知的障害のある子どもたちが安心して視力測定を受けられる社会の実現に向けた取り組みが進んでいます。

取材のご案内


NPO法人ぴあっとは、発達障害や知的障害のある子どもたちが視力測定に安心して取り組めるよう、これからも地域とのつながりを大切にしながら活動を続けていく所存です。詳しい取材内容や今後の予定については公式ウェブサイトよりご確認いただけます。


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会社情報

会社名
NPO法人ぴあっと
住所
神奈川県相模原市緑区大島3197-5
電話番号
042-816-3050

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