訪日外国人向けプラットフォーム「byFood」とは?
株式会社テーブルクロスが運営する「byFood」は、訪日外国人に向けて食体験やレストラン予約、食品購入を可能にするサービスです。このプラットフォームは、旅行者が日本の食文化を体験できる機会を提供することを目的としています。日本全国の様々な食体験が登録されており、英語を中心に多言語で展開されているため、海外からの観光客にも利用しやすくなっています。
旅行前には、オンラインメディアとして日本の地域の魅力や食文化を発信し、旅行中には体験やレストラン予約を通じてニーズに応えています。先日、byFoodは自社の活動と連携させた社会貢献プログラムの一環として、100万食を超える給食を支援したことが発表されました。
社会貢献活動「Food for Happiness」とは?
テーブルクロスが進める「Food for Happiness」は、食を楽しむことがさらなる社会貢献につながることを理念としています。具体的には、byFoodでの食体験やレストラン予約、商品の購入1件につき10食分の給食が寄付される仕組みを導入しています。このプロジェクトは2018年から特定非営利活動法人せいぼじゃぱんと協力し、アフリカのマラウイを中心に、発展途上国の子どもたちに栄養価の高い給食を届けてきました。
「Food for Happiness」は、食体験を通じて誰もが社会的な支援に参加できる環境を整え、子どもたちの教育機会や健康に貢献することを目指しています。
これまでの成果と今後の展望
テーブルクロスは、これまでに107万食を超える給食を支援しています。これにより、数多くの子どもたちが安心して学び続けられる環境を整える手助けを行っています。CEOの城宝薫氏は、「食を楽しむことが未来を支えることにつながる。この100万食という達成は、利用者の皆さまとパートナー企業の協力によって可能になった。」とコメントしています。
また、COOのトソ・セルカン氏は、自身が影響を受けた企業の手法をモデルにし、事業を通じた社会貢献を強調。100万食達成をゴールではなく、新たなスタートと捉え、今後もより多くの栄養豊富な給食を子どもたちに届け続ける意向を示しました。
食事を楽しむことがもたらす未来
byFoodは、利用者が体験や食事を楽しむことが自然と社会貢献につながる好循環を広げていく計画です。国連の持続可能な開発目標(SDGs)『飢餓をゼロに』の達成に向けた活動をより一層進めることが期待されています。また、これらの取り組みを通じて、日本の食文化や地域の魅力が世界に発信されることも大きな成果となります。
byFoodの提供するサービスと社会貢献活動を兼ね備えた新しいビジネスモデルは、今後のさらなる成長と拡大が期待されています。食を楽しみながら、誰もが自然と貢献できる社会づくりに向けて、これからも注目していきたいところです。