空間光変調器の銀賞
2026-01-21 14:36:00

santec AOCの空間光変調器が2025年銀賞受賞、レーザー加工革命の兆し

santec AOCが栄誉ある賞を受賞



愛知県小牧市に本社を置くsantec AOC株式会社は、自社の高出力レーザー向け空間光変調器(SLM-310)が2025年のLaser Focus World Innovators Awardsにて銀賞を受賞したことを発表しました。この受賞は業界内での権威のあるものであり、表彰式は2026年1月19日に米国サンフランシスコで行われるPhotonics West 2026の開催に合わせて行われます。

空間光変調器とは



空間光変調器(Spatial Light Modulator)は、光の振幅や位相、さらには偏光を電気的に制御することができる光学デバイスです。この技術はホログラフィーやAR表示、レーザービームの形成、光通信、さらには量子コンピューティングなど、さまざまな最先端のアプリケーションに幅広く用いられています。このデバイスは、現代の光学システムにおいて不可欠な技術要素とされています。

静かな革命:レーザー加工への影響



空間光変調器の高出力化が実現されることで、特に金属加工の分野での精度向上や効率化が期待されています。具体的には、高速な加工やビームシェーピング技術の実現、多点・多領域への同時照射、材料への熱影響の最小化などが可能になります。

従来の空間光変調器は、kWクラスの高出力レーザーに耐えることができなかったため、その産業用途への展開には制約がありました。しかし、santec AOCは1kWレーザーに対応できる高耐光性の空間光変調器を開発することに成功し、これにより製造現場での生産性向上が期待されています。

受賞した技術の背景



Laser Focus World Innovators Awardsは、光学やフォトニクス関連の技術革新を表彰するアワードであり、世界中のエンジニアコミュニティによる投票と専門家の評価に基づいています。santec AOCの受賞は、同社の技術力と革新性を示すものとして業界内で高く評価されています。

審査員の声



Laser Focus Worldの編集長、サリー・ジョンソンは「santec AOC株式会社の受賞を心よりお祝い申し上げます。このプログラムは業界に影響を与える革新的な製品やプロジェクトの成果を称えるものであり、santec AOCの創意工夫が特に高く評価されたことを意味します」とコメントしています。

また、開発責任者の竹ヶ原正晃は「1kWの耐光性をもつ空間光変調器の開発に対してこのような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。この技術は、今後、レーザー加工やアディティブ・マニュファクチャリングなどの産業用途への適用可能性を広げることができると確信しています」と語っています。

santec AOC株式会社の概要



santec AOC株式会社は、santec Holding株式会社の子会社であり、高度な光学技術を提供するリーディングカンパニーです。1979年に設立された同社は、日本、北米、英国、中国に子会社を持ち、通信やライフサイエンス、センシング、産業分野などに向けた光学部品やシステムを提供しています。santec AOCは今後も技術革新を進め、他の波長への適用や、さらに高い耐光性を持つ空間光変調器の開発に挑戦していく考えです。

詳しい情報は、santec AOCの公式ウェブサイトをご覧ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
santec AOC株式会社
住所
愛知県小牧市大草年上坂5823フォトニクスバレー大草キャンパス
電話番号
0568-79-3535

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。