子どもが経営を体感!「マネトレキッズ」開催の背景
2023年4月、都内で行われた「マネトレキッズ」のイベントは、元ゴールドマン・サックスでの経験を持つGA Partners株式会社の代表、尾崎邦明氏が企画した子ども向け金融教育プログラムです。このプログラムでは、子どもたちが実際にお金の取引や経営を通じて、経済について学ぶことができます。全4回の授業で構成され、最終回には東京・品川で「マネトレマーケット」というゲームが開催されました。
オンライン授業の成果
プログラムの第1~3回は、Zoomを通じて小学生から高校生まで、延べ100名を超える親子が参加しました。授業は「お金って何?」や「トレードシミュレーション」などの基礎的な内容から始まり、最終的には実際に売買を体験する形式まで進みました。このようなユニークな授業形態は、多くの親子にお金の重要性を理解させる効果をもたらしました。
子どもたちはこの授業を通じて、「なるべく高く売る」ことを目指し、大人たちも「なるべく安く買う」ことを目指し、ヒートアップした交渉が繰り広げられました。参加した親たちも、子どもたちの成長ぶりに感心する場面が多かったようです。
本格経営体験「マネトレマーケット」
最終回の「マネトレマーケット」では、3チームに分かれた参加者がそれぞれの店舗を運営し、どのチームが最も利益を上げるかを競いました。中高生が店長としてリーダーシップを発揮し、小学生が従業員として様々な役割を担い、実際にモノの仕入れや販売を行いました。大人たちが客として参加し、購入した商品は「マネトレ中央銀行」へ売却される仕組みが整えられました。
子どもたちは、値引き交渉やディスプレイの工夫など、まさに経営者のような体験をし、親子で売上や利益、経済の流れについて学ぶ機会を得ました。特に、経営戦略の再考や価格設定、在庫調整の必要性を実感したとの声がありました。
インフレのシミュレーションも体験
このイベントは、単なる経営ごっこにとどまらず、経済のリアルさを体験する場でもありました。時間の経過とともにインフレが発生したり、マーケットのトレンドが変わるなど、実際の経済環境に近いシミュレーションが行われました。「マネトレ銀行券」を使用することで、参加者はよりリアルな体験を得ることができたようです。
参加者の反響
参加者は非常に高い満足度を示しました。子どもたちは「値切るのが楽しかった」「売る工夫が重要だと知った」といった感想を述べ、大人たちも「子どもがこんなにも楽しみながら学べるとは」と驚きの声を上げました。また、一部の保護者からは「ぜひ自分の子どもの学校でも開催してほしい」という要望がありました。
今後の展開
「マネトレキッズ」は今後も全国規模で展開予定です。各市町村や学校での出張イベントを通じて、金融リテラシーだけでなく、意思決定力やチームワークなど、現代社会で求められる“生きた経済力”を次世代に伝えていく構想があります。また、マネトレ大学のFacebookページでは、今後のイベント情報やオンライン講座も提供していく予定です。
代表の尾崎氏は、このプログラムを通じて「子どもが主体的にお金について学び、大人になるための基礎を築けるようになりたい」と願っています。子どもたちの意欲的な姿勢が印象的であり、今後の「マネトレキッズ」シリーズが求められることは間違いないでしょう。
公式サイト:
GA Partners株式会社
お問い合わせ先:マネトレ大学事務局:
[email protected]