技能五輪で奮闘
2026-09-28 18:29:14

技能五輪国際大会で敢闘賞獲得 住友林業の若手職人たち

技能五輪国際大会での奮闘



住友林業ホームエンジニアリングに所属する若手職人、稲垣孝介さんと溝江橙生さんが中国・上海で開催された第48回技能五輪国際大会で敢闘賞を受賞しました。これは、彼らが日本代表として出場した成果であり、双方が異なる部門での競技に臨み、その実力を発揮しました。

日本を背負っての挑戦



稲垣さんは建築大工職種部門で、溝江さんは左官職種部門で挑みました。稲垣さんは昨年、愛知県で行われた全国大会で67人中1位の金賞を獲得した実績を持ち、溝江さんも全国大会で銅賞を得て国際大会への道を切り開きました。稲垣さんにとっては7回目、溝江さんにとっては2回目の国際大会出場となり、それぞれの挑戦が新たな高みへと導きました。

技能五輪国際大会の意義



この技能五輪国際大会は、各国の職業訓練の効果を高め、若手技能者間の国際交流を促進することを目的として、2年ごとに開催されています。今回の大会には、世界中から約1400人の技能者が参加し、64職種にわたって技能を競い合いました。若者たちは22歳以下(一部競技では25歳以下)であり、次世代の才能がその技を磨く貴重な場となっています。

住友林業の挑戦と功績



住友林業グループは、これまでに建築大工職種部門で国際大会に6回出場し、銀賞2回、敢闘賞3回を受賞するなどの実績を誇っています。全国大会でも25年連続で入賞を果たしており、技術力の向上と職人の育成を継続的に行ってきました。左官職種部門でも5年連続入賞を達成しており、その基礎には先見の明をもって育成プログラムを実施している背景があります。

高品質な技能を育てる場



住友林業建築技術専門校は、高品質な住友林業の家を施工する技能者を育てるために設立された企業内訓練校です。1988年の設立以来、約1900人が技能職養成訓練を修了し、実際に建築現場で活躍しています。この訓練校では、技能者の育成理念に基づき『心・技・体のバランス』を重視し、基礎知識と技能を均等に習得するプログラムが設けられています。

住友林業は今回の国際大会を機に、ますます技能者の育成に力を入れる方針を示しています。特に、建築や左官といった職人の高齢化と人手不足は深刻な課題であり、木造住宅に関する独自技術の推進だけでなく、日本の伝統的な木造工法にも対応できる技能者の育成を目指しています。

将来への展望



2026年度には88名の技能者を新たに受け入れる計画があり、訓練校の拡大も検討されています。入校希望者には見学会などを通じて、訓練体制や職業の魅力を実感してもらう機会が設けられています。住友林業グループは、今後も高い技術に基づく安心・安全な家づくりを進めていくことでしょう。

若手職人たちの努力と情熱が、これからの日本の建築技術を支える礎となることを期待しています。


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