熊本城が幻想的な雲海に包まれる芸術的な秋の祭りが開催!

熊本城が雲海に包まれる

熊本県熊本市で、令和6年10月11日から始まる『秋のくまもとお城まつり』において、国内最大級の人工雲海が設置されます。この神秘的な演出は、株式会社いけうちと有限会社日本庭園由志園の共同プロジェクトによるものです。

幻想的な雲上の熊本城

いけうちは、1990年代から冷房用ミストを支える産業用スプレーノズルのトップメーカーとして知られています。この技術を活かし、熊本城の雲海はそのスプレーノズルを駆使して作り出されます。

今回の雲海は、最新のスプレーノズル技術を用い、サウンドスケープやレーザー光線、灯具による演出とともに融合され、まるで雲の上に立つような体験を提供します。特に、1,280個のノズルが使用され、一気に15,360リットルのミストを噴霧することで、壮大な雲海を創出。これにより、さまざまな光の演出が熊本城を魅力的に照らし出します。

飯田丸古井戸の水を使用

今回の雲海には、熊本城内にある歴史的な飯田丸古井戸の水を一部活用しています。いけうちは20年以上にわたり水のろ過技術を研究しており、その技術を用いて飯田丸古井戸の水を飲適可能な状態に浄化しました。この水を雲海発生のための供給水として使用することで、歴史的価値のある水を現代の技術で形にする試みが実現しました。