AI踏切見守りシステム
2025-03-26 14:27:55

AI技術を駆使した踏切道歩行者見守りシステムの実証実験がスタート

AI技術による新たな踏切道の安全対策が始動



2025年4月1日より、近畿日本鉄道株式会社と丸紅ネットワークソリューションズ株式会社の共同プロジェクトとして、踏切道における歩行者の安全を守るための実証実験が行われます。この実証実験では、AIを活用した画像分析技術を駆使し、踏切道付近の人々の安全を確保する試みが進められます。

実証実験の背景と目的


近畿日本鉄道は、利用客の安全を向上させるため、様々な取り組みを行っていますが、AI技術を導入することで踏切道等における事故のリスクを大幅に減少させることを目指しています。特に、踏切道での人々の行動をリアルタイムで監視し、列車接近時に異常をいち早く察知することが主な目的です。

システムの仕組み


このシステムは、まず踏切に設置されたカメラが通過する映像をAIが解析し、その映像から人間を特定します。続いて、列車が近づいてきた際に残された人がいるかどうかを判定。その結果、踏切道に取り残されている人が検知された場合には、緊急を要する情報が自動的に関係部署及び列車運行管理者に送信され、早急な対応が可能となります。

実証実験の具体的な内容


実証実験は、奈良線の瓢箪山第2号踏切道と京都線の山田川駅構内踏切において行われます。具体的には以下の内容を検証する予定です:
1. 列車接近時における人の検知精度の向上。
2. 既存の踏切支障報知装置及び非常通報装置との連携テスト。

これにより、システムの本格的な導入へとつなげることが期待されています。

近畿日本鉄道と丸紅ネットワークソリューションズの取り組み


近畿日本鉄道は、大阪、京都、奈良、三重、愛知の広範囲にわたる鉄道路線を有し、地域の発展に寄与する多彩なサービスを提供しています。一方、丸紅ネットワークソリューションズは、ICTに強みを持つ企業として、ネットワーク環境の合理化や安全対策を追求しています。今回のプロジェクトは、両社の強みを生かした協業であり、地域の安全性向上に大きく貢献することが期待されています。

今後の展望


実証実験が成功を収めれば、AIを利用した踏切道の見守りシステムは、全国の踏切道に展開される可能性もあります。これにより、より多くの人々の安全が守られるという新たな時代が到来することとなるでしょう。実証実験の結果とその導入に今から期待が寄せられています。

お問い合わせ先


このプロジェクトに関する詳細な情報は、各社の広報部門へお問い合わせください。丸紅ネットワークソリューションズや近畿日本鉄道は、響く安全対策を実施するため、引き続き努力を続けていきます。


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会社情報

会社名
丸紅ネットワークソリューションズ株式会社
住所
東京都文京区後楽二丁目6番1号住友不動産飯田橋ファーストタワー
電話番号
03-4512-3200

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