杏里の新たな名曲集「ANRI the BEST blue」、その魅力とは
日本を代表する女性シンガー、杏里が待望のベストアルバム「ANRI the BEST blue」を2025年7月2日にリリースします。このアルバムは、海外でのシティポップ人気を背景に、多くのリスナーの期待に応える形で構成されています。
杏里は1979年に「オリビアを聴きながら」でデビューし、その後も「CAT’S EYE」や「サマーキャンドルス」など数多くのヒット曲を生み出してきました。その音楽スタイルは、J-POPやダンスミュージック、リゾートミュージックなど多岐にわたり、常に新しいサウンドを探求し続けています。
新たなベストアルバムの背景
モダンな音楽シーンをリードしてきた杏里には、これまで「ANRI the BEST」と呼ばれるベストアルバムが2000年に発売され、80年代から90年代の楽曲が収録されています。このコンプリート盤は、今でも多くのファンに支持されていますが、時代と共に新たな選曲のニーズが高まってきました。
今回発表された「ANRI the BEST blue」では、杏里の代表曲を含む37曲が収録され、特に音楽ストリーミングプラットフォームSpotifyでの人気楽曲が反映されています。このアルバムの選曲には、これまであまり知られていなかった曲も含まれており、「Last Summer Whisper」や「Remember Summer Days」といった隠れた名曲にも光を当てています。
杏里のSpotify再生数から見るシティポップの魅力
近年、杏里の楽曲はSpotifyにおいても高い再生数を記録しています。代表曲「悲しみがとまらない」は、一日に13万回以上再生されていることもあり、他の楽曲も高い人気を誇っています。これらの曲は、日本国内にとどまらず、海外でも多くのリスナーに親しまれており、特にアメリカやインドネシア、メキシコでの再生数が目を引きます。
シティポップブームと杏里の魅力
シティポップというジャンルは、1970年代後半から1980年代の日本で独自の進化を遂げてきました。そのスタイルは、AORやウエストコースト・サウンド、ブラック・コンテンポラリーなど、さまざまなスタイルを組み合わせています。現在、北米や中米などでシティポップが再評価される中、杏里の音楽もその一環として取り上げられています。著名なアーティストやYoutuberがその魅力に惹かれ、多くの人々に知れ渡ることとなりました。
全国ツアー「ANRI LIVE 2025 TIMELY!!」の開催
さらに、「ANRI the BEST blue」の発売週である7月5日から、全国ツアー「ANRI LIVE 2025 TIMELY!!」がスタートします。このツアーは、ツアーを目当てに訪れる観光客の数も多く、新たな名曲を生で楽しむ機会となります。また、杏里のデビューからの楽曲を再解釈したセルフカバーやカバー・ナンバーも披露される予定で、ファンにとっては見逃せないイベントになることでしょう。
今回は、ジャケットも以前の「ANRI the BEST」と異なり青いアロハシャツがデザインされ、視覚的にも楽しませてくれます。この「ANRI the BEST blue」は、まさに新たな音楽の旅の始まりを告げる作品となっております。
このように、杏里の新ベストアルバムは、彼女の音楽の魅力を再発見する絶好のチャンスです。今後も杏里の音楽に注目し、彼女の新たな動きを応援していきたいと思います。