千葉大学とトレンドマイクロが連携協定を締結
千葉大学とトレンドマイクロ株式会社は、2025年5月13日をもって、両者の連携協定を正式に結びました。この協定は、サイバーセキュリティの分野における高度な技術と人材育成において、学術や文化の振興、さらには地域社会への貢献を目的としています。
連携協定の背景
これまで千葉大学とトレンドマイクロは、エンドポイントセキュリティ製品『Trend Micro Apex One™』に関連した包括契約を結んでおり、大学のサイバーセキュリティに関するインシデント対応訓練も通じて実績を積む関係にありました。今回の協定締結は、双方がさらなる協力関係を築き、広範な分野での発展を目指すという合意に基づいて実現されたものです。
横手学長の言葉
千葉大学の横手幸太郎学長は、「トレンドマイクロとの連携はサイバーセキュリティにとどまらず、数理、データサイエンス、AI教育に関する共同研究や協力を進めます。本年度は新たに講義の実施やセキュリティバグハンティングコンテストの開催支援を行い、さらなる関係構築を進めていきます。この協定により、学術や文化の振興、経済の発展を図りつつ、情報セキュリティ人材の育成とリテラシー向上の社会貢献を図りたい」とコメントしています。
トレンドマイクロの視点
一方、トレンドマイクロ株式会社の大三川彰彦取締役副社長は、「私たちはグローバルに活躍するサイバーセキュリティベンダーとして、DXやAI分野で必要不可欠なサイバーセキュリティの知見を基に、教育に貢献していきたいと考えています。この協定によって、千葉大学の学生は情報セキュリティ分野で国際的に活躍できる環境が整うことを願っています」と述べています。
まとめ
今後、千葉大学とトレンドマイクロは、教育機関としての役割を果たしつつ、より深い協力関係を築いていくことで、参加者にとって有意義な学びを提供し、サイバーセキュリティ分野における次世代のリーダーを育成することに貢献していくことでしょう。
この新しい連携協定は、学生にとっても非常に貴重な機会となり、学びの場を広げるだけでなく、社会全体への貢献を目指す重要な一歩であるといえるでしょう。