Funds StartupsとLocationMind
2025-07-04 10:41:57

Funds Startupsがディープテック企業LocationMind社にベンチャーデットを実行

Funds Startups、LocationMind社にベンチャーデット実行



Funds Startups株式会社(東京都渋谷区、本社:代表取締役:前川 寛洋)は、ディープテック企業であるLocationMind社(東京都千代田区、本社:代表取締役:桐谷 直毅)に対して、Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合からのベンチャーデットを実施したことを発表しました。

投資実行の背景



今回のベンチャーデット実施に至ったのは、LocationMind社が持つ位置情報ビッグデータ解析の技術力に注目が集まっているためです。LocationMind社は、空間情報の分析において世界的な権威である柴崎研究室を発端としたスタートアップであり、国内外の大企業や政府機関に向けて先進的なデータ分析ソリューションを提供しています。特に、同社の技術は人の流れを精緻に把握することができ、社会課題の解決に不可欠な専門性を持っています。

同社は、米国市場を中心に位置情報ビッグデータサービスを提供するIrys社の全株式を2025年5月に取得しており、この買収資金の一部が今回のベンチャーデットに充当される予定です。グローバル展開を加速するためのコーポレートアクションとして位置付けられています。

資金調達の重要性



日本発スタートアップがグローバル市場でプレゼンスを発揮することが期待されている一方で、成長に必要な資金調達は依然として十分ではありません。特にM&Aファイナンスにおいては、買い手や売り手の視点を含めたトランザクションに対する深い理解が求められ、資金提供者が限られた状況が続いています。このような難解な課題に取り組むことは、Funds Startupsの使命であり、チーム全体で知恵を集めて解決策を提示することを目的としています。

LocationMind社が取り組む「人の流れ」の高度な分析能力は、官民の様々な社会問題に対する解決に向けて不可欠な価値を提供します。この度のベンチャーデットは、「誰でも・いつでも・簡単にリアル世界の分析ができる」未来を実現するための重要な一歩になると期待されています。

LocationMind社の展望



LocationMind社は「世界中の位置情報データを分析する」という戦略を掲げており、現在約80か国の位置情報データを取り扱っています。これまで日本市場に限らず、中東や東南アジアへの取り組みも進めてきました。今後もクロスボーダーM&Aを通じてさらなる成長を目指しています。

社長の桐谷 直毅さんは、「米国企業の買収を完了し、Fund Venture Debtによる支援を受け大変感謝しています。M&Aには多くの難しさがありますが、Funds Startupsさんの支援は心強いです。今後も積極的に新たなM&A機会を探求していきます。」とコメントしています。

Funds Startupsの位置付け



Funds Startups株式会社は2023年12月に設立され、社会的インパクトを創出するスタートアップが理想的に成長できる仕組みの開発を目指しています。ファンズ株式会社の100%子会社として、ファンズベンチャーデットファンドの運営を中心に、スタートアップの資金調達手段の多様化を図っています。

Funds Venture Debt Fundの投資担当者、佐々木 雅人さんは、「LocationMind社の挑戦を支援し、持続的な経済発展を促進するための資金調達ができたことを嬉しく思っています。このようなダイナミックな企業の成長には、我々のサポートが欠かせないと認識しています。」と述べています。

まとめ



Funds StartupsがLocationMind社に対して実施したこのベンチャーデットは、同社のグローバル戦略を強化する一助となり、ますます重要性を増している位置情報ビッグデータの分野での競争力を高めることに寄与します。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
Funds Startups株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿西一丁目10番11号藤原ビルディング5階
電話番号
050-1807-0058

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