株式会社メディリードがAI活用の設問レコメンドツールを公開し医療業界を変革

株式会社メディリード、AIを用いた革新の設問レコメンドツールを発表

医療業界における調査やデータ分析の効率を高めるため、株式会社メディリードは新たにAIを活用した設問レコメンドツールを公開しました。このツールは、ユーザーが求める情報に基づき、関連性の高い設問をデータベースから抽出することができます。

この新サービスの大きな特徴は、30万人のアンケートデータで構築されたヘルスケアデータベースを活用している点です。ユーザーはその名も「Medi Searchpowered by ChatGPT」というツールを通じて、直感的に知りたい内容を入力するだけで、最も関連する質問を推奨されます。

利便性向上のためのシステム

ツールの利用は非常にシンプルです。ユーザーが「知りたいこと」を入力すると、メディリードが独自に収集した文献を基に、有用な論文を獲得。この論文が必要な調査内容を類推し、その結果をもとに関連性が高い設問を選び出すという仕組みです。これにより、医療関係者や研究者は自身の調査テーマに沿った適切な情報を短時間で得ることができます。

追加された利点として、従来は問い合わせを行わなければならなかった設問の情報を、自ら確認できるようになったことが挙げられます。Medi Searchでは、ユーザーが当該データベースが自分の調査に適しているか判断し、必要に応じて具体的な問い合わせを行うことができるため、プロセスが大幅に簡素化されます。

メディリードマーケットプレイスの成り立ち

メディリードのデータベースは「メディリードマーケットプレイス」に基づいて構築されています。このマーケットプレイスは、2018年から年1回実施される大規模調査をもとに、得られたデータを集約して形成されるもので、昨年も約30万人から35万人の回答を獲得しました。

興味深いのは、このデータベースが入通院歴のある約5万人、及び入通院歴のない約30万人と介護利用者約1万人を含む構成になっている点です。このように、幅広い層から得られる情報は、様々な研究やマーケティング戦略に活用できる貴重なリソースとなっています。

また、メディリードマーケットプレイスは、疾患情報パネルとして国内最大規模を誇り、医療関連の縦断研究や市場分析においても強力なツールとなります。

企業理念と今後の展望

株式会社メディリードは、医療の課題解決に取り組むリサーチ会社として、クライアントの成功を後押しすることを目指しています。同社の企業理念は「私たちの幸せな生活とヘルスケアの未来のため」です。この理念に基づき、今後も医療業界のさまざまなステークホルダー同士が理解を深め、患者の生活がより豊かになるよう尽力しています。

● 会社名: 株式会社メディリード
● 代表者: 亀井晋
● 設立: 2015年4月
● 所在地: 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
● URL: https://www.medi-l.com/

このようなツールの普及により、医療業界の働き方や情報の提供方法が一新され、より速やかに成果を上げることが期待されます。