創作大賞2025で輝いた作品たち
今年度の創作大賞2025では、約70,000作品が応募され、多くの才能が集結しました。特に注目を集めたのが、双葉社文芸出版部賞に選出された2作品。恋愛小説部門からはYASUさんの『パーティーはいつか終わる』、エッセイ部門からはタキ アユミさんの『セブンイレブンに憧れた少女がアフリカでデザイナーになる話』が選ばれました。
YASUさんの『パーティーはいつか終わる』
この小説は四十代の男女が織り成す恋愛物語。ヒロインは実家のお寺の跡継ぎ問題に悩む女性で、彼女の相手役はミラーボール型ヘルメットを被った覆面DJ。設定こそ一見奇抜ですが、二人の間に育まれた関係や数々のエピソードが、登場人物の背景や生活のリアルを彩ることで、深い感情を呼び起こします。
編集部のスタッフたちも魅了されるほど、魅力的なキャラクターたちが息づく本作は、現代的なテーマを巧みに取り入れ、共感を呼ぶストーリー展開が秀逸です。どのように二人が互いの心を通わせ、家庭や人生の悩みを乗り越えていくかを静かに描いており、その描写には特に感動的なエピソードが散りばめられています。
詳細はこちらをクリック
タキ アユミさんの『セブンイレブンに憧れた少女がアフリカでデザイナーになる話』
続いて、エッセイ部門からの受賞作、タキ アユミさんの作品です。このエッセイは、「ここではないどこか」を夢見て東京に上京した彼女の物語で、震災を契機に有名企業を退職し、アフリカの伝統的な生地に触れ、デザイナーへと転身するまでの経緯を描いています。
タキさんの言葉には、彼女自身の人生に対する揺るぎない探求心が込められており、読者はその文章を通じて普遍的なメッセージを感じ取ることができます。彼女の人生は、今を生きる人々にとっても希望の光となることでしょう。自分自身の可能性を問い続ける彼女の姿勢は、他の誰かにも勇気を与えるかもしれません。
詳細はこちらをクリック
創作大賞の背景について
創作大賞はnoteが主催し、協賛メディアと共に未来のクリエイターを発掘する日本最大級のコンテストです。これまで多くの作品が書籍化や映像化されるなど、新たな才能が次々と芽生えてきました。第4回目となる今年の大会では38のメディアが参加し、様々なジャンルから69,808作品もの応募がありました。その中から選ばれた作品たちは、今後書籍として出版されることを目指しています。
これからも新星たちの才能が光り輝くような仕掛けが期待されます。創作大賞2025で選出された方々に、心よりお祝い申し上げます。今後の作品群が、多くの読者に届く日を楽しみにしています。