青木拓磨と塙郁夫がアジアクロスカントリーラリーに参戦
元WGPライダーで下半身不随となった車いすレーシングドライバー、青木拓磨が、アジアクロスカントリーラリー2022に参戦することが決まりました。青木は、2019年以来の復帰で、今回が27回目の開催となるこの大規模なラリーイベントに挑みます。
チーム体制と目標
青木が率いるチーム「FORTUNER GEOLANDAR takuma-gp」では、塙郁夫がドライバーとして参加し、ワン・ツーフィニッシュを目指します。使用するのはトヨタの「FORTUNER Rally version」で、エンジンはディーゼルターボ2.8L、出力は280PS以上です。青木と塙、どちらのドライバーも高い技術を誇り、それぞれコ・ドライバーを伴い共に厳しいコースを駆け抜けます。
アジアクロスカントリーラリーとは
アジアクロスカントリーラリー(AXCR)は、アジア各国を舞台に繰り広げられる大規模なラリーレイドイベントで、特にタイを中心に毎年8月に開催されます。競技者は多様な路面や厳しい自然条件に挑み、レースの舞台は山岳地帯やジャングル、さらには砂漠にまで及びます。このラリーは国際自動車連盟(FIA)の公認を受けており、アジア最大のラリーイベントとして知られています。
大会のスケジュール
2022年の大会は、11月21日から26日にかけてタイ王国とカンボジアで開催されます。スタート地点はタイのブリラムで、4日間の山岳ステージを経て、最終日にはカンボジアの名所アンコールワットへ行き着きます。全行程は約1,700kmにわたり、その中でさまざまな地形や天候に挑むことになります。
アスリートとしての青木の背景
青木拓磨は1974年生まれのプロレーサーで、幼少期よりバイクレースに情熱を注いできました。1995年には全日本選手権スーパーバイククラスで優勝を収めるなど、輝かしいキャリアを築いてきました。しかし、1998年にテスト中の事故で脊髄を損傷し、下半身不随となります。この逆境を乗り越え、彼は再びレースの世界に戻り、様々な四輪レースに挑戦し続けています。
塙郁夫のカリスマ性
もう一人のドライバー、塙郁夫は1960年生まれでプロレーシングドライバーとしてのキャリアを重ね、数々のレースで素晴らしい成績を収めてきました。特に、オフロードレースやダカールラリーへの参加が注目されており、最近では電動車両の普及にも貢献しています。
まとめ
青木拓磨と塙郁夫の共演は、競技としてのアジアクロスカントリーラリーの魅力をさらに広げるものです。二人の挑戦が多くの人々に勇気を与え、モータースポーツの素晴らしさを存分に表現することを期待しています。今後の活躍から目が離せません!
公式サイトやSNSを通じて彼らの挑戦を追いかけてみてはいかがでしょうか。
彼らの勇敢な挑戦が、次世代のレーサーたちにとってもインスピレーションとなることを願っています。