新たな不動産売買仲介サービス「スマート仲介ミライの売買あんしんサポート」
2020年2月5日、新たな不動産売買仲介サービス「スマート仲介ミライの売買あんしんサポート」が発表されました。このサービスは、売却物件情報の囲い込みを行わず、売主と買主のどちらか一方のみから仲介手数料を得る完全片手報酬型の仕組みを採用しており、売主への瑕疵や設備修復に関する最大250万円の保証も提供しています。
サービスの概要
この新サービスは、専属専任媒介契約または専任媒介契約を結んだ売主に対して、専門のインスペクターによる建物検査を実施します。検査に合格した住宅には、引渡しから最長1年間にわたり、瑕疵担保責任と設備修復義務の保障が付与されます。保証金額は最大250万円で、既存住宅売買瑕疵保険に加入できる物件の場合、さらに500万円まで拡大されます。検査や保険にかかる費用は全てミライアスが負担します。
売主のメリット
このサービスにより、売主は保証付きの検査済み住宅を高い付加価値物件として販売できるようになります。一般的に、住宅売買では売主は引渡しから3ヶ月間、瑕疵担保責任を負いますが、本サービスではその責任が保証によってカバーされるため、売主は実質的に免責状態での売却が可能になります。
買主のメリット
一方、買主にとっては引渡し後最大1年間にわたる瑕疵の補修費用が保証されるため、安心して物件を購入できます。また、適切なインスペクションを経た物件は、税制面でも優遇されることがあります。例えば、一定の条件を満たす物件の場合、登記費用の減免や住宅ローン控除が受けられる可能性があります。
特徴と背景
本サービスの特徴としては、まず物件情報の囲い込みが不要な点が挙げられます。これにより、売主と買主双方が機会損失を被ることなく、円滑な不動産取引が実現します。また、従来の売却保証制度が両手仲介の購入者に限られていたのに対し、ミライアスのサービスは他不動産業者の仲介で購入した買主も対象となります。築年数が経過した物件でも、適合した場合は住宅ローン減税などの特典が受けられることもあります。
この新たなサービスは、平成30年4月1日に施行された改正宅建業法と関連しており、既存住宅の建物状況調査が義務付けられたことで生まれました。しかしながら、現在の中古住宅市場におけるインスペクション実施率は非常に低く、消費者が安心して不動産を取引できる環境が整っていないのが実情です。
今後の展望
ミライアスは、今後も「当たり前を、あたらしく」というミッションのもとに、不動産取引の常識や通例を変えていくことを目指しています。満足度の高い取引を実現するため、この新サービスが多くの家庭に寄与できることを期待しています。
会社概要
- - 社名:ミライアス株式会社
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷3-15-5 パールビル4階
- - 事業内容:不動産売買仲介、不動産コンサルティング、不動産買取再販、不動産開発
- - 免許:宅地建物取引業者免許 東京都知事(1)第102731号
このように、「スマート仲介ミライの売買あんしんサポート」は、不動産市場に新たな風を吹き込む革新的なサービスであり、売主・買主双方にとって大きなメリットがあります。未来の不動産取引は、より安心で円滑なものとなるでしょう。