eCallテスト強化
2024-09-26 15:17:56

ローデ・シュワルツとcetecom advanced社がeCallテストで連携を強化

ローデ・シュワルツとcetecom advanced社は、自動車業界における緊急通報システムの能力をさらに向上させるため、協力関係を深めています。この2社は、cetecom advanced社のラボで行われたEU eCallテストソリューションの再承認に成功し、次世代eCallテストソリューションの提供に対するコミットメントが強化されました。この成果は、業界リーダーとしての両社の地位をさらに確固たるものにするでしょう。

新しいeCall委任規則(EU)2024/1180が2024年5月9日に発効され、これに伴ってローデ・シュワルツは、R&S CMW-KA094 eCallエンド・ツー・エンド(E2E)コンフォーマンステスト・ソリューションを最新の規制や規格に適合させたことが報告されています。これにより、eCall車載システム(IVS)のメーカーやサプライヤは新しい要件に沿ったシステムの統合を円滑に行えるようになります。

今回の再承認結果によって、緊急通報受付センター(PSAP)をシミュレートするR&S CMW-KA094 eCallテスト・ソフトウェアが、eCallの処理や緊急データの受信、車載eCallシステムとの相互動作に関する要件を満たすことが認められました。このため、ローデ・シュワルツのテストソリューションを利用するメーカーやサプライヤは、緊急通報システムの受け入れテストにおいて競争優位性を持つことが可能です。また、これはローデ・シュワルツの信頼性の高いテストソリューション提供に向けたコミットメントが再確認される結果となりました。

加えて、両社は今後も協力を続け、4G/5Gネットワークを利用する次世代eCallのテストソリューションを共同で構築していくことが決定されています。cetecom advanced社は、eCall試験・認証・標準化での実績が豊富であり、欧州標準化委員会(CEN)のNG eCall規格の最新改訂にも対応しています。

最新のテストソリューションとしてR&S CMX500を採用したcetecom advanced社のラボは、NG eCallコンフォーマンステストプラットフォームの役割を果たしています。このテストベースは、SIPをサポートしたMSDのIMSサーバーを内蔵しており、VoLTE/VoNRテスト、さらには独自のIPおよびアプリケーション・テスト機能を備えており、メーカーにとって不可欠な存在となっています。

また、この協力を通じてcetecom advanced社はローデ・シュワルツのR&S CMX-KA098 NG eCallテスト・ソフトウェアを共同で検証し、次世代eCallの導入を2026年以降に欧州市場に向けて確実に進めるために、さまざまな準備を整えています。

ローデ・シュワルツは、試験・計測に関するソフトウェア、計測器、及びシステムを世界的に提供し、自動車関連の開発から生産までの全ライフサイクルにおいて革新を追求しています。特に、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術を市場に導入しようとするお客様をサポートしています。さらに、無線通信の分野においても豊富な経験を持ち、5GやC-V2X、Wi-Fiなどの規格に対応した接続性を実現する技術も展開しています。

このように、ローデ・シュワルツとcetecom advanced社の連携は、次世代eCallテストの進化を促し、同業他社に対しても強い影響力を持つことが期待されます。今後も両社の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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