ごみゼロと健康を目指す！サステナブルなカクテルの未来

ごみゼロと健康を目指すカクテル

オーガニックバーテンダー協会が立ち上げられたのは2022年2月のこと。京都を拠点とする株式会社Three Gramsの代表、奥西敏宏氏がバーテンダーたちと共に、環境や健康を意識したカクテル・ノンアルコールカクテルを開発するための活動を始めました。これまでのカクテル業界では、ゴミが多く出ることが問題視されており、サステナブルな取り組みは求められていました。

オンラインレッスンの開始

緊急事態宣言中、奥西氏は自身の店舗「Bar : minibar」を休業する中、一般向けにオンラインドリンクレッスンを開始しました。このレッスンはカクテルの作り方やノンアルコールカクテルの楽しみ方を教え、約170人が受講しました。参加者の多くは30代から50代の女性で、健康やオーガニック素材への関心が高いことが防されました。この経験を通じて、奥西氏は健康と環境に配慮したドリンク作りの重要性を実感しました。

SDGsカクテルセミナーの開催

京都から全国のバーテンダーとつながりながら、SDGsを意識したカクテルセミナーを開催し、取り組みをInstagramで発信しています。また、ローカルな素材や発酵技術を取り入れたカクテルの開発についても学ぶ場を設けています。このように協会は、サステナブルな情報を発信し、全国のバーテンダーに影響を与えています。

環境に配慮したカクテル作り

従来のバー業界では高級感や美味しさが重視される一方で、廃棄物の多さが課題として指摘されています。使用される果物やハーブ、プラスチックストローや紙コースターなど、多くの物が廃棄されています。奥西氏は、これらの無駄を減らしつつ、カクテルやノンアルコールカクテルの健康的な側面も考慮することが必要だと考えています。環境への配慮と健康を兼ね備えたカクテルを作ることが、今後のカクテル文化をさらに進化させるでしょう。

オーガニックバーテンダー協会の今後の展望

協会が目指すのはゴミを出さず、健康に寄与するカクテルの実現です。クリーンなカクテル文化の促進を通じ、より多くの人々に健康でサステナブルなライフスタイルを提案していくことが、奥西氏の夢です。これからも、オーガニックバーテンダー協会は様々なイベントや教室を通じて、その理念を広めていくことでしょう。バーテンダーが持つ可能性は無限大です。