EY Japan、B.LEAGUEの地域価値を初めて定量化
日本のバスケットボール界における革新が進んでいます。EY Japan株式会社が公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)と手を組み、地域におけるクラブの貢献度を初めて数字で示すことに成功しました。この調査は、B.LEAGUEに所属するクラブが地域社会にいかに影響を与えているかを明らかにするもので、特に琉球ゴールデンキングスを含む複数クラブが対象となりました。
経済的波及効果と社会的価値
調査の結果、2024-25シーズンの1クラブ当たりの経済的波及効果は127億円、そして社会的価値は182億円に達することが判明しました。この数字の計算には、試合観戦による観客のアリーナ外での消費額や、観戦者の支払意志額(WTP)などが考慮されています。これにより、単に試合を観戦するだけでなく、その背後にある地域経済への貢献が浮き彫りになりました。
B.LEAGUEのスペシャリティ
B.LEAGUEは試合興行だけに留まらず、地域貢献活動やコミュニティ形成、まちづくりに関わる活動を広範に実施しています。これまでは、こうした価値をどう表現するかが課題でしたが、今回の調査によってその存在意義が明確になったと言えます。このデータを用いることで、さらなる投資が呼び込まれ、地域の持続的な発展につながることが期待されています。
ケーススタディアプローチ
調査方法は、各クラブ共通の調査項目を用いたマクロアプローチです。地域社会における価値の発現を確認するためにケーススタディが実施され、ホームタウンの市民や比較都市の住民へのアンケート調査、統計情報収集が行われました。また、B.LEAGUEの会員プラットフォーム(B.ID)を通じた観戦経験者への調査も行われ、データの信頼性を向上させています。
今後の展望
本調査はクラブ活動の価値を「見える化」する第一歩として、次のステップへの道筋を開いたと言えます。今後は地域性や個別の活動を踏まえた詳細な評価に取り組み、継続的なデータ収集と分析を行っていく方針です。これにより、地域とクラブが協力していく街づくりがさらに進化し、「感動立国」の実現に向けた土壌が整うことでしょう。
まとめ
EY Japanの松浦社長やB.LEAGUEの島田チェアマンは、この取り組みが新たな指標となり、地域社会のニーズに応じた活動が促進されることを期待しています。ともに、地域貢献の重要性を再認識し、持続的な成長を目指していく姿勢は、今後のバスケットボール界に大きな影響を与えることでしょう。B.LEAGUEとEY Japanの連携は、スポーツによって地域社会を潤わせるモデルケースとして注目されます。