グラミー賞にノミネートされたシンガーソングライター、Blxst(ブラスト)が、待望のデビューアルバム「I'll Always Come Find You」を7月19日にリリースすることを発表しました。
アルバムのリリースと同時に、グラミー賞受賞アーティストAnderson .Paak(アンダーソン・パーク)をフィーチャーした新曲「Dance With The Devil」も公開されました。
「Dance With The Devil」は、ライブホーンやストリングスをふんだんに使い、グルーブ感溢れるトラックに、BlxstとAnderson .Paakの南カルフォルニアのヴァイブスが融合した、まさにダンスフロアに最適な楽曲です。
Blxstは、このコラボレーションについて「アルバム『Malibu』以来、アンダーソン・パークのファンなんだ。彼のアーティストとしてのアプローチや声のトーンは、自分の芸術性に目覚めつつある私にインスピレーションを与えてくれた。そして2023年の夏、彼自身から(アンダーソン・パークのライヴバンドとして知られる)Free Nationals(フリー・ナショナルズ)とのコラボレーションに参加しないかと誘われたんだ。これを機に、自分のデビュー・アルバムにも参加してくれるよう頼んだんだ」と語っています。
「Dance With The Devil」は、恋愛や人間関係における誘惑との綱引きを描いた楽曲で、カリフォルニア出身の二人のアーティストが織りなすサウンドは、まさに完璧なブレンドと言えるでしょう。
Blxstは、今年度のコーチェラ・フェスティバルでデビューパフォーマンスを行い、その後、ラッパーOffset(オフセット)とのシングル「Risk Taker」をリリースしました。
アルバム予告編では、Blxstが黒い運転手用の手袋をはめてビュイック グランド ナショナルの運転席に乗り、Evgle & Sonという自動車整備工場に車を停めるというシーンが描かれています。
Blxstは、アルバム制作について「アルバム制作中に乗り越えなければならなかったものは、自分の創作プロセス全体を変えたし、ファンはそこからの成長を見るに値すると思う。アーティストとして活動を始めたばかりの頃に夢見た高みに到達することを、妨げるものなんてない。今ほど良い時はないんだ」と語っています。
アルバム「I'll Always Come Find You」には、「Risk Taker」に加え、コロンビアのスーパースターFeid(フェイド)との異文化レゲトンヒット「Rewind」も収録されています。
Blxstは、先日、ケンドリック・ラマー主催の「ザ・ポップ・アウト:ケン&フレンズ」でパフォーマンスを披露し、今週末に開催されるBETアワードでは、サウス・セントラル出身のBino Rideauxと共に「最優秀グループ賞」にノミネートされています。
Blxstは、ラッパー、シンガー、ソングライター、プロデューサーとしてだけでなく、自身のビデオやアートワークをミックス、マスタリング、セルフ編集するクリエイティブなビジョナリーとしても活動しており、西海岸のヒップホップとカルチャーの新時代を築き上げています。