第13回 J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会
2024年11月2日、東京の将棋会館で行われた「第13回 J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」で、関西地区出身の15歳の木村 橙哉さんが見事全国優勝を成し遂げました。この大会には、全国から約1,000名の小中学生が参加し、将棋の楽しさを分かち合いながら、未来の棋士たちが白熱した対局を繰り広げました。
この大会は、JCOM株式会社と株式会社囲碁将棋チャンネル、そして公益社団法人日本将棋連盟が共催しており、人気漫画『3月のライオン』とのコラボレーションによって、子どもたちに将棋の魅力を広めることを目的に2012年から開催されています。多くの子ども棋士たちがこの舞台からプロ棋士へと羽ばたいている点が特徴です。
大会の流れと決勝戦の模様
2024年度の大会は、7月から全国7都市で地区大会を実施しました。この活動には約864名の子ども棋士が参加し、各地区大会から選ばれた16名が全国大会へと進出しました。木村さんは、決勝戦で対峙した西 彩之介さんと素晴らしい戦いを繰り広げ、最終的に栄光を手にしました。
決勝戦の模様は、2025年2月8日(土)20時から「囲碁・将棋チャンネル」で放送される予定ですので、ファンの方はぜひご覧ください。さらに同月にはJ:COMのコミュニティチャンネルでも特別番組として放送される予定です。
木村橙哉さんの優勝コメント
優勝を果たした木村さんは、「優勝できて本当に嬉しいです。今日も将棋の勉強をしっかりして臨みました。試合中は冷静さを保ち、着実に進めることを心掛けました。友達が応援してくれたので、彼らに結果を報告したいです」と感無量の様子を伝えました。また、将棋を通じて得られた集中力は、他の分野でも役立っていると話しています。これからも将棋を続け、さらなる成長を目指したいとしっかりとした決意を語りました。
審判長のコメント
大会の審判長である渡辺 明 九段は、出場者のレベルの高さを称賛し、「ここに参加した16人は、それぞれ素晴らしい戦いを見せてくれました。将棋はたくさんのことを学べるゲームで、将来的に役立つ力を身につけることができます。成績にとらわれず、各自の目標に向かって努力し続けてほしい」とアドバイスを送りました。
将棋の未来を担う子どもたちへ
「J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」は、小中学生が棋士を目指すための重要なステップとなっています。今後もこの大会を通じて、若き才能たちの挑戦を応援し、将棋のさらなる普及へ貢献していく方針です。これからの将棋シーンには、彼らの活躍が期待されます。
大会の詳細情報やライブ配信に関するお知らせは、特設サイトやアーカイブページで随時更新される予定ですので、関心のある方はぜひチェックしてみてください。