養父市昆虫食の挑戦
2024-04-25 10:00:02

養父市で昆虫食と地元特産品朝倉山椒の新たなコラボに挑む学生ベンチャー

養父市の学生ベンチャーが昆虫食に挑戦!



養父市は、日本における養蚕の故郷として知られています。この地域から生まれた新しい挑戦に注目が集まっています。学生によって立ち上げられたベンチャーは、昆虫食をテーマにした商品開発やSDGs啓発活動を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

養父市の特産品「朝倉山椒」を活用



このプロジェクトでは、地元の特産品である朝倉山椒が中心的な役割を果たします。朝倉山椒は、香り高く心地よい辛みが特徴で、豊臣秀吉や徳川家康にも愛された歴史ある特産品です。養父市八鹿町朝倉で生まれたこの山椒は、高級贈答品として珍重されています。学校や企業向けの講座を通じて、自らの活動の意義を広めました。

プロジェクトの一環として、蚕の佃煮などの新しい商品も開発されています。これまでに、蚕のサナギを使ったシルク煎餅やコオロギフレーバーのコーヒーといった注目の製品が生まれ、消費者から高い評価を受けています。さらに、セリシンを含む米粉の冷凍パンは特に話題となり、クラウドファンディングで多くの支援を得ることができました。

SDGsを意識した講座の展開



また、このベンチャーは昆虫食の普及と合わせてSDGsに関連する講座も展開しています。子どもたちに向けた講座では、フィールドワークを通じて自然と触れ合う体験を提供。一方、大人向けには資本主義の持つ課題や気候変動問題を取り上げ、知識の共有を行っています。

将来への期待と地元の魅力発信



地元特産品を使用した新商品の開発は、地域の活性化にも繋がります。このプロジェクトの背景には、養蚕の歴史や観光産業の活性化を図るための取り組みがあります。養父市は、江戸時代の養蚕技術書『養蚕秘録』で有名で、その文化を次世代に継承するための活動が重要視されています。

学生創業者は、関係者との連携を大切にし、地域の問題を解決するために努力しています。観光クロスオーバー協会とのコラボレーションも進み、養父市での実証実験に着手。観光と昆虫食の融合による新たなビジネスモデルの確立を目指しています。

養父市の魅力を全国へ



養父市は、都心から少し離れた自然豊かな地域で、美しい景観と共に歴史を持つ場所です。観光地としても注目を集めており、地元の魅力を発信するためのイベントや商品がどんどん誕生しています。新しい地域産品の発掘や事業展開は、多くの人々に地元の良さを知ってもらう大きなチャンスです。

まとめ



養父市の学生ベンチャーが昆虫食と地元特産品を掛け合わせることで、新しい価値を創造し続けています。地域の魅力を最大限に引き出し、昆虫食による持続可能な発展を目指すこの取り組みは、今後の展開にも大いに期待が寄せられます。

会社情報

会社名
株式会社POI
住所
奈良県奈良市西大寺小坊町6-1ルミエール西大寺ビル202
電話番号
090-3859-2502

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