デング熱に注意!海外渡航前に知っておきたい感染症対策と最新情報
デング熱に注意!海外渡航前に知っておきたい感染症対策と最新情報
近年、世界中でデング熱の発生が拡大しており、日本人も海外旅行中に感染するリスクが高まっています。
デング熱は、デングウイルスを媒介する蚊に刺されることで感染する病気です。主に中南米、東南アジア、アフリカなどの熱帯・亜熱帯地域で発生しています。
感染すると、高熱、頭痛、筋肉痛、発疹などの症状が現れます。重症化すると命に関わる場合もあるため、海外旅行前にしっかりと対策をしておくことが大切です。
デング熱の感染源と症状
デング熱は、デングウイルスを保有した蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカなど)に刺されることで感染します。
感染すると、通常4~10日間の潜伏期間を経て発症します。主な症状は次のとおりです。
突然の高熱
激しい頭痛
目の奥の痛み
筋肉や関節の痛み
吐き気、嘔吐
リンパの腫れ
発疹
これらの症状は通常1週間程度で治まりますが、重症化すると、激しい腹痛、持続的な嘔吐、歯肉や鼻からの出血、倦怠感、不安・興奮状態、肝肥大、嘔吐物や便に血が混じるなどの症状が現れ、命に関わることもあります。
デング熱の予防方法
デング熱の予防には、蚊に刺されないようにすることが最も重要です。具体的には、以下の対策を心がけましょう。
外出時は長袖シャツや長ズボンを着用し、肌の露出を少なくする
虫除けスプレーをこまめに使用する
室内では網戸や蚊帳を使用する
電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤などを効果的に使用する
蚊の繁殖を防ぐために、空容器を適切に廃棄する、屋外の貯水容器に蓋をするなど、水たまりをなくす
デング熱が疑われる場合の対処法
海外旅行中に、高熱や頭痛、筋肉痛などのデング熱が疑われる症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
特に、過去にデング熱にかかったことがある場合は、再度感染すると重症化するリスクが高まるため、注意が必要です。
海外旅行前にできること
海外旅行前に、デング熱に関する情報収集をしておくことが大切です。
外務省の海外安全ホームページで、渡航先のデング熱発生状況を確認する
旅行会社や航空会社に、デング熱対策に関する情報を問い合わせる
* デング熱の予防薬やワクチンについて、医師に相談する
まとめ
デング熱は、適切な予防対策を講じることで、感染リスクを大幅に減らすことができます。
海外旅行前に、しっかりと情報収集を行い、必要な対策を講じて、安全な旅を楽しんでください。