玉造温泉「ホテル玉泉」が創業60周年を迎え大規模リニューアル

玉造温泉「曲水の庭ホテル玉泉」が大規模リニューアル

島根県松江市に位置する旅館「曲水の庭ホテル玉泉」が、2025年7月19日からリニューアルした新客室の販売を開始します。この旅館は、創業から60年の歴史を誇り、今回のリニューアルはインバウンド需要の回復と顧客ニーズの多様化に対応したものです。

リニューアルの意義と背景

近年、訪日外国人の増加や国内旅行のスタイルの多様化が進んでいます。それに伴い、「旅館の温かい雰囲気を楽しみたいけれど、ベッドで寝たい」という声が多く寄せられました。また、高齢者からは「寝起きしやすいベッドが欲しい」とのニーズにも応えています。
島根県には出雲大社や松江城などの魅力的な観光地がありますが、京都など他の観光地と比べるとやや訪れる機会が少ないのが課題でした。そこで、60周年を迎えるにあたり、与えられたテーマは“和モダン×グローバル水準”。

新しい客室の特徴

リニューアルにより、全室が畳にシモンズ社製のダブルベッドを導入した新しい「和室スーペリアツイン」を始め、2つの新客室「和室ガーデンデラックス」と「和室レイクビュースイート」を含む76室が生まれ変わります。

和室スーペリアツイン

この客室は、日本庭園側に位置し、140cm幅のダブルベッドが2台配置されており、定員は最大4名まで対応可能です。足元を気遣い、ベッドの高さは40cm以上に設定されており、高齢者にもやさしい設計です。

和室ガーデンデラックス・レイクビュースイート

これらの客室は2025年7月19日に販売され、広々とした空間が特徴。最大280cmのマットレスが設置されており、ファミリーでも快適にご利用いただけます。

大浴場のリニューアル

また、大浴場も大規模リニューアルを実施しました。「整いデッキ」を新設し、外気浴が楽しめるスペースが加わり、さらに極上のリラクゼーションが体験できるようになりました。庭園の景観を眺めながら温泉に浸かることができ、さまざまな植栽に囲まれた美しい環境が訪れる人々を癒します。

夜になると、庭園のライトアップが行われ、絶妙な雰囲気が漂います。特に竹灯籠には“ハート”の装飾が隠されており、来館者を楽しませる遊び心が満載です。