新しいリーダーシップのカギ『人・場・組織を回す力』
近年、ビジネス環境が著しく変化する中で、効果的なリーダーシップの重要性がますます高まっています。そんな中、株式会社クロスメディア・パブリッシングより2024年8月30日に発刊される書籍『人・場・組織を回す力』は、現代のリーダーに不可欠な新たなスキルを紹介しています。著者の楠本和矢氏が提唱する「回す力」とは、リーダーが持つべき、コミュニケーションの新たな方法であり、チームや組織を円滑に運営するための力です。
人・場・組織を回す力とは?
本書で語られる「回す力」の基本的な概念は、複数の人々がいる場面で、メンバーからの意見を引き出し、場を活性化するために必要なコミュニケーション技術です。ただし、この力はただのトーク力や仕切り力を意味するものではなく、場の雰囲気を自然に高め、全員が心地よく参加できるようにサポートすることに重きを置いています。多くの人が「目立たない方が良い」と考えがちですが、本書はそうした自然体でのリーダーシップを体現できる手法を提供します。
コミュニケーションの本質
『人・場・組織を回す力』では、相手との何気ないやりとりを通じて、好意を集める方法や、場を楽しいものに変える方法、そしてコミュニティを裏で支える方法を段階的に学ぶことができます。これらのスキルを使うことで、周囲から「この人がいたら、場が明るくなる」と思われるような存在になれるのです。リーダーとして、またはチームの一員として、存在感を発揮するための第一歩を本書で学べるかもしれません。
なぜ「回す力」が求められるのか?
現代のリーダーシップにおいて、業務の効率だけでなく、人間関係やコミュニティの活性化が重要視されるようになっています。それゆえ、「回す力」を身につけることは、ただ単に仕事をする上でも必要不可欠なのです。特に、様々な背景や価値観を持つ人々と協力する必要がある今の時代には、オープンな姿勢で人や新たな情報を受け入れ、コミュニケーションを通して新しい知恵を生み出す力が求められます。
本書では、リーダーだけでなく、全てのビジネスパーソンが「回す力」を体得し、自身の環境をより良く整えていく方法が描かれています。
本書の重要なポイント
書籍は6つのレベルに分かれており、それぞれの技術が学びやすく構成されています。
- - Lev.1 常にポジ姿勢: 積極的な姿勢が周囲に与える影響。
- - Lev.2 積極リスペクト: 他者を尊重することの重要性。
- - Lev.3 +αの反応: 予想を超える反応がもたらす好循環。
- - Lev.4 話のパス回し: 誰もが参加しやすい雰囲気を作る。
- - Lev.5 散らかりの収拾: 問題が起きた時の対応法。
- - Lev.6 前向きな提案者: 意見を引き出し、場をより良くする。
著者の紹介
楠本和矢氏は株式会社gramentの代表であり、多様な企業へのコンサルティングを通じて、リーダーシップの新たな形を模索しています。彼は企業の自律的変革をテーマにしており、この分野で数多くの経験を持っています。彼の著書は、働き方やチームの運営に関する新しい考え方を提供し、数々の高い評価を得ています。
今後のリーダーシップに必要な「人・場・組織を回す力」を学ぶために、ぜひ本書を手に取ってみてください。それが、あなたのキャリアをより一層豊かにする第一歩となるでしょう。