マンションリサーチがAI搭載の予想成約価格モデルを発表

不動産データクラウドに新機能！

不動産業界でのデジタル変革が進む中、マンションリサーチ株式会社が新たにAI技術を活用した予想成約価格モデルを不動産データクラウドに搭載しました。この新機能により、販売中のマンションについて、90日後または180日後の成約価格を高精度で予測できるようになりました。

新機能の特徴

従来の不動産価格は、一般的に築年数や駅からの距離、広さなどの要素に基づき算出されていました。しかし、各物件ごとにどの要素が成約価格にどれほど影響を与えるかは異なるため、精緻なデータ分析が求められていました。そこで登場するのが、AIによる予想成約価格モデルです。このモデルは、各物件の特性を解析し、特に重視すべき要素を特定してから、成約予想価格を提示します。

実際の運用方法

この新機能が実際に役立つシーンは多岐にわたります。例えば、売主との価格交渉時には、具体的なデータを基にした補足資料を提示することで、説得力を高めることが可能です。また、仕入れの判断や価格交渉の目安としても利用できるため、商談時における提案の信頼性を一層向上させます。

マンションリサーチ株式会社の取り組み

不動産業界向けのDXソリューションを展開するマンションリサーチ株式会社は、ビッグデータを駆使した過去の取引事例の閲覧サービス「不動産データクラウド」を提供しています。このサービスでは、3.7億件以上の過去のデータを精査しており、業界における提案力や業務効率の向上に寄与しています。

さらに、「ロボ査定」と呼ばれるサービスは、不動産企業が簡単に査定書を自動生成できるツールで、リアクション機能付きのスマホ対応画面を備えており、営業の効率も向上します。これらの取り組みにより、顧客のニーズに応じた精度の高いサービスを提供しています。