埼玉県川口市に動物病院専用の薬局が新設される

埼玉県川口市に誕生する動物病院専用薬局

2025年7月、埼玉県川口市に位置する「どうぶつの総合病院」に、株式会社12薬局が運営する動物病院専用の門前薬局、「12薬局どうぶつの総合病院前局」が開局することが発表されました。この新たな薬局の設立は、動物医療の質を更に向上させるための重要なステップとされています。

開局の背景と目的

この取り組みは、愛玩動物看護師制度の国家資格化の流れを受け、薬剤師と密に連携を取り、より安全で正確な医薬品の提供を実現するために打ち出されました。従来通り、動物に対する処方は獣医師が行い、薬剤師が調剤業務を担当することで、動物医療における専門性が確保されます。これにより、動物たちが受ける医療の質が向上し、安心して治療を受けられる環境が整うのです。

さらに、12薬局は「日本初」となるドライブスルー対応の動物専用調剤薬局を運営し、飼い主と動物の利便性を高めます。これにより、訪れる人々はよりスムーズにお薬を受け取ることができ、待ち時間や負担を減らすことが可能になります。

新たな動物医療環境の確立

動物専用調剤薬局の利点

- 安全性・正確性の向上: 薬剤師との連携強化により、ミスを減らし、安全な医療提供が実現。
- 待ち時間の短縮: 診察から薬の受け取りまでの流れが滑らかになり、飼い主のストレスを軽減。
- ドライブスルーによる利便性: これまでにないサービスが、動物と飼い主のよりよい医療環境を創出します。

社会に向けた意義

この新たな試みは、動物医療の変革だけでなく、薬剤師の新たな活躍の場を開く機会でもあります。動物医療における持続可能な体制のモデルケースとして、今後の展開が期待されています。

薬局の基本情報

- 名称: 12薬局どうぶつの総合病院前店
- 所在地: 埼玉県川口市石神815 – どうぶつの総合病院駐車場内
- 開局日: 2025年7月（予定）
- 営業時間: 10:00～17:00（予定）

今後の展開について

今後も「どうぶつの総合病院」は、制度や社会の変化に柔軟に対応し、獣医師や薬剤師、愛玩動物看護師と連携を深め、動物とその家族が安心して医療を受けられる環境を築いていくことを目指します。

どうぶつの総合病院について

「どうぶつの総合病院」は、２０１１年の設立以来、特化した診療を提供してきた二次診療施設であり、最近リニューアルを果たしました。米国獣医学協会（AVMA）による認定を受けた専門医が多数在籍し、地域の動物医療における重要な支柱として成長を続けています。この新しい薬局の開設は、医療体制のさらなる充実を意味しています。

今回の取り組みが、地域の動物医療の質向上に寄与することが期待されています。