マネーフォワード ケッサイがYoomと連携
2022年8月20日、『マネーフォワード ケッサイ株式会社』は、iPaaSサービス『Yoom』とのAPI連携を開始したことを発表しました。この新しい連携により、ユーザーは『Yoom』が接続可能な160種以上のツールと『マネーフォワード ケッサイ』をつなぎ、業務を一層自動化できるようになります。
マネーフォワード ケッサイとは?
『マネーフォワード ケッサイ』は、企業の請求業務を支援するサービスです。このサービスは、与信から入金管理、督促まで、請求に関する様々な業務を代行します。企業は、入金保証付きのプランと、請求書発送や入金消込などのコア業務のみを代行するプランから選択できます。
API連携により、『Yoom』がサポートする様々なツールと組み合わせることで、与信審査に必要な顧客登録や審査結果の確認が自動化され、企業間後払い決済に関連する業務をさらに効率化することが可能になります。これにより、企業は本質的な業務に集中でき、作業負担を軽減することができます。
日本における業務自動化の必要性
日本では少子高齢化が進む中、生産年齢人口は減少傾向にあります。2021年の時点で、生産年齢人口は2050年には5,275万人まで減少すると予測されています。このような状況下で、業務の効率化を図るためにデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められていますが、実際には80%以上の企業がDX人材の不足を感じていると言われています。このため、DXを進めたくても進められない企業が多く存在しています。
Yoomの特長と自動化の実現
『Yoom』はノーコードで簡単に他社ツールと連携できるハイパーオートメーションツールです。プログラミング知識がない企業でも導入が容易であり、業務の自動化を迅速に実現します。これにより、デジタル化が遅れている企業でも効率的に業務を進めることができるようにサポートします。
また、具体的に自動化される業務の例として、取引データの入力だけで与信審査や請求業務、入金管理が行える点や、電子帳簿保存法に対応した請求書が発行できる点が挙げられます。これにより、バックオフィス業務の負担が減少し、コスト削減が実現できます。
Yoomとマネーフォワードの連携で得られるメリット
この連携によって、与信審査の結果を迅速に得られるため、サービス提供までの時間が短縮され、顧客への対応スピードが向上します。これにより、売上の増加も期待でき、資金繰りの改善にも繋がります。実際、入金保証付きプランを利用することで、貸し倒れリスクを軽減し、入金見込みが明確になるため、企業は資金を効果的に活用できるようになります。
Yoom株式会社とマネーフォワードケッサイ株式会社について
Yoom株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、ハイパーオートメーションツール『Yoom』を通じてビジネスオートメーションを提供しています。
一方、マネーフォワードケッサイ株式会社は、東京都港区に拠点を置き、企業間後払い決済サービスや請求代行サービスを展開しています。どちらの企業もデジタル時代に即したサービスを提供することで、経済環境の変化に対応していく姿勢を見せています。
この新しいAPI連携は、ますます進化する業務自動化の波に乗り、企業の業務効率化を大きく後押しすることでしょう。今後の活用が楽しみです。