マスク後の肌トラブル、依然として悩ましい6割超の実態とは

マスク後の肌トラブル、依然として悩ましい実態

2023年に入り、マスクの着用が個人の判断に任されるようになったことで、私たちは日常生活においてマスクから解放されるようになりました。しかし、意外にも多くの方が、マスクを外した後も肌トラブルに悩まされています。医療法人社団鉄結会が行った調査によると、実に64.3%の人々が「マスクをやめた後も肌の不調が続いている」と感じていることがわかりました。ここでは、調査結果を元に肌トラブルの実態とその原因に迫ります。

マスク生活と肌トラブルの関係

多くの人がマスクをしていた約3年間、肌に与えられた影響は決して軽視できるものではありません。長時間の着用による摩擦や湿度の上昇は、皮膚に多くのダメージを与えました。マスクを外したからといって、そのダメージがすぐに回復するわけではなく、特にニキビ跡、色素沈着、毛穴の開きなどは時間が経つほど改善が難しくなることが指摘されています。

調査結果が示す悩みの現状

この調査では、全国の300名が対象となり、マスク生活終了後の肌状態に関する情報が集められました。最も多い肌トラブルとして、「ニキビ跡・色素沈着」は71.8%が感じており、次いで「毛穴の開き・黒ずみ」が58.3%、さらに「赤み・炎症の残存」が52.4%という結果が報告されました。

企業が行った専門的な調査によると、64.3%の方が肌の不調を実感していることがわかります。半数以上の人が「肌の状態があまり変わらない」あるいは「悪化した」と答えており、マスク時代と比べて明るい未来が見えない現実があります。こうした結果は、マスクによるケアを怠ったことが原因の一つと言えるでしょう。

肌トラブルが続く理由は？

調査から浮かび上がったことの一つとして、トラブルが続いている理由には「マスク着用時に適切なケアがなかった」が59.6%と最多で、そのほかには「ニキビを繰り返していた」が54.1%、また「摩擦によるダメージが蓄積した」が48.8%となりました。どれもマスク生活の間に気を付けなければならないポイントですが、実際にはスキンケアを怠ったために長期的なダメージにつながっている方が多いようです。