サンキューバーユが描く夢──馬油で素肌の美しさを世界へ
サンキューバーユは、日本の馬油を使用したスキンケアブランドであり、その創業者である岡田恵子氏の人生の経験が詰まった企業です。特に馬油のもたらす効果に感銘を受けた彼女が、自らの肌トラブルを乗り越えてきた物語は多くの人々に共感されています。独自のヒストリーを持つこのブランドは、近年、さらなる展開としてスイスを拠点にヨーロッパ市場に進出しようとしています。
1. 馬油との出会い
岡田さんは、21歳の時に重度の火傷を負い、長い間、手肌の健康に悩まされました。様々なスキンケア商品を試しても効果が実感できず、孤独な闘いを続けた中で、50歳になった頃、彼女は馬のたてがみから抽出された馬油を試す機会を得ます。その結果、「しっとりした使用感」と「すぐれた浸透力」に驚愕し、以降日常のスキンケアに取り入れることに。これが、彼女の人生を大きく変える第一歩となったのです。
2. ブランド設立の背景
その後、岡田さんは54歳のときに、独自のブランド「サンキューバーユ」を設立しました。このブランド名は、彼女が馬油に感謝の気持ちを込めて名付けたもの。家族全員で運営するこの小さなブランドは、これまで日本国内の百貨店で、質の高い「手づくりの馬油製品」を提供し、多くの顧客から支持されてきました。
3. 新たな夢に向かって
現在、サンキューバーユはスイスを活動拠点に選び、ヨーロッパ全域に馬油の魅力を広めることを目指しています。干ばつや加齢での肌悩みに寄り添い、お客様の自信を呼び起こすというミッションがこのブランドの根底にあります。特に、馬油が持つ自然の力を活用することで、年齢を重ねるごとに肌が美しさを増すという理念を実現することが、今後の目標です。
4. スイスでの展望
スイスを選んだ理由は、ヨーロッパの中央に位置し、自然化粧品の品質が高いことに触発されたためです。岡田さんの娘、バーユ娘は学生時代からの友人を持ち、スイスに親しみを感じ姿勢を持っています。この地から、馬油美容の価値観「自然と共に、美しく年齢を重ねる」というメッセージを発信していくつもりです。
5. 国内外での取り組み
1)
販売体制の整備: 最初のステップは、スイスでの販売チャネルを確保し、地元の市場イベントなどで直接顧客と接触することです。
2)
パートナーシップ: 自然化粧品企業との提携を進め、 BA-YU(馬油)ブランドの定着を目指します。
3)
10周年に向けた目標: サンキューバーユは2027年の創業10周年までに、ジュネーブにヨーロッパ支局を設立し、全土に馬油美容のスタンダードを広げる計画です。
6. 最後に
「この夢が叶ったら…」と岡田さんは語ります。「いつか、ヨーロッパの街角で『これは日本の家族が作ったBA-YUというナチュラルスキンケアです』という声を聞くことができたら、心から嬉しい」とのこと。サンキューバーユは、馬油のもつ力を通じて、世界中の素肌を美しく輝かせることを目指しています。
このApril Dreamの取り組みが、彼らの夢の第一歩になることを信じています。いずれは、サンキューバーユがヨーロッパでも知られる存在となる日を楽しみにしています。