静岡県裾野市に新たな供養の形、合葬型樹木葬施設が誕生
この度、静岡県裾野市に新しい合葬型の樹木葬施設がオープンしました。多様なライフスタイルに対応した現代の供養のスタイルとして注目されています。この施設は、光明寺が1200年の歴史の中で、家族に代わって供養していく新しい形を提案しています。
高まるニーズの背景
少子化やライフスタイルの変化により、家庭による供養が困難になっている現代。静岡県伊東市や富士市、熱海市でのアンケート調査からも、合葬墓や樹木葬の需要が高いことが明らかになっています。特に、伊東市の調査では、合葬型埋葬施設への希望が25.4%を占め、樹木葬型埋葬施設も24.1%の支持を得ています。このような結果は、深刻な供養の困難さを反映していると言えるでしょう。
光明寺の新たな取り組み
光明寺は、信仰に基づいた供養だけではなく、広く社会全体での供養の仕組みを構築するために、樹木葬区画に合葬型施設を設けました。これにより、家族だけでなく、より多くの人々が希望する供養を受けることができます。
紫陽花の碑
新設された「紫陽花の碑」は、弔いという宗教性と地域に開かれた公共性を兼ね備えた新たなお墓です。ここでは、家族や信仰にとらわれず、誰でもが自分の希望を持って眠ることができる場所を目指しています。具体的には、次のような特徴があります:
1.
信仰の柔軟性:檀信徒に限定せず、光明寺の永代供養を望むすべての方々を受け入れています。
2.
家族の形の多様性:親族にとらわれず、性的マイノリティのパートナーを含む広い意味での家族の形を受け入れています。
3.
命の形の尊重:愛犬や愛猫など、大切な命の弔いも広く受け入れているのが特徴です。
開眼法要のご案内
この合葬型樹木葬施設の開眼法要が2023年1月8日(日)に行われます。式典では、光明寺の住職や関連スタッフによる挨拶が行われ、読経や法要が実施される予定です。参加を希望される方は、当日12時50分までに会場にお越しください。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、株式会社366(担当:伊藤照男)にご連絡ください。詳細は公式サイトをご覧ください(
https://366.today/)。
このように、裾野市に誕生した樹木葬型合葬施設は、地域住民にとって新たな供養の選択肢を提供し、多様なライフスタイルに応じた社会的な供養へとつなげる試みとして注目を集めています。