河合塾が新たに始める「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」は、全国の高校3年生を対象としたオンライン講座です。この取り組みは、2025年8月から本格的に全国で展開されることになりました。
このプログラムは、難関国公立大や私立大への入試合格を目指す生徒をサポートするために設計されています。特に注目すべきは、プロの講師陣による個別指導が強みで、志望校に応じた出願書類対策や面接対策を受けられる点です。入試スタイルが多様化する中で、特に「志望理由書」や「学修計画書」、面接、小論文の対策が必要になることが多く、これらは大学や学部によって要求される内容が異なります。個別指導ができるこのプログラムは、このような状況において非常に有効です。
現在の大学入学者に占める総合型・学校推薦型選抜の割合は、国公立大で約20%、私立大で60%に達しています。この流れは今後も続くと予想され、多くの受験生がこの選抜方式を利用しています。しかし、一般的な学習塾や学校では、特にこの方式に対応した指導が不十分な場合も少なくありません。河合塾では、2023年度より塾生に向けたプログラムを展開し、すでに多くの合格者を輩出しています。
受講生からは「もっと早く受けたかった」という声や、「この講座だけ受講したい」という期待の声が寄せられています。それを受けて、これまで塾生限定であったこの講座を、全国の高校3年生に広げることにしたのです。このプログラムは、最短6回のレッスンから受講可能で、部活動を引退した生徒や一般選抜との併願を目指す生徒にも最適な内容となっています。指導は、経験豊富なプロ講師が行い、一人ひとりの志望校に合わせた指導が受けられます。
この講座の特長として、志望理由やアピールポイントを引き出すために対話を重視している点が挙げられます。また、出願書類対策を中心に、面接や小論文の対策を組み合わせていくことができ、ニーズに合わせた指導が行われます。さらに、完全オンライン形式の受講が可能なため、全国どこでも受講でき、忙しい日々の中でも自分のペースで学ぶことができる環境が整っています。
受講期間は、総合型選抜の出願が9月以降の場合、9月までに出願書類対策を終了させ、10月に面接や小論文対策を行う流れです。また、学校推薦型選抜の場合は、10月までに出願書類対策を行い、11月までに面接対策や小論文対策を終えることが求められます。講座内容には、出願書類対策、面接対策、小論文対策が含まれ、必要に応じて過去問対策などの講座も選択可能です。
受講料については、出願書類対策は72,000円(税込み)からとなっており、他の講座を組み合わせることで、料金が変動します。基準となる受講料金は、出願書類対策と面接対策を組み合わせた場合、108,000円(税込み)になります。
このプログラムは、受験生にとってかけがえのない機会です。質の高い指導で、志望校合格へと導く準備が整っています。詳細や申し込みについては、河合塾の公式サイトで確認できます。