環境配慮型メッキ技術を持つレステックと長瀬産業が手を組む
近年、企業の環境への配慮が求められる中、レステック株式会社が画期的なメッキ加工技術を開発し、長瀬産業株式会社との業務提携を発表しました。この提携により、従来のメッキプロセスにおける環境負荷を大幅に低減しながら、コスト削減も実現することが期待されています。
業務提携の背景
レステックは、特に自動車や電子機器の分野で使用される装飾メッキの分野で革新的な進展を遂げてきました。従来の無電解メッキプロセスでは、コスト高で環境負荷が高いパラジウムが必須でしたが、レステックの技術は導電性の炭素層やポリマーの利用で、パラジウムの使用量を最大90%削減することを可能にしました。長瀬産業はその幅広い販売ネットワークと化学の専門商社としての知識を活かし、レステックの技術を広めるパートナーとしての役割を果たすことになります。
提携内容の詳細
今回の業務提携では、以下の重要な活動が予定されています:
- - メッキ加工技術の提携販売: 長瀬産業を通じて、レステックの革新技術を国内外へ積極的に販売。
- - 共同開発に関する支援: 新たな技術の開発を通じて、さらなる革新を目指す。
- - サプライチェーン構築の支援: 能動的なパートナーシップにより、より効率的な供給体制を整えることを目指す。
グローバル展開の見通し
今後は、日本国内だけでなく、東アジア地域(特にシンガポール)およびドイツを中心としたヨーロッパ地域の企業とも連携し、この技術を更に広げていく予定です。これにより、レステックはその技術を台頭させ、国際市場でも競争力を持つ企業へと成長することを目標にしています。
企業概要
- 所在地: 千代田区九段北1-14-16 PILE KUDAN 1F
- 代表者: 代表取締役佐藤 裕崇
- 事業内容: 科学技術開発による環境負荷の低減とコスト削減
-
公式サイト
- 所在地: 東京都中央区日本橋小舟町5-1
- 代表者: 代表取締役社長朝倉 研二
- 事業内容: 化学品、合成樹脂、電子材料等の輸出入及び国内販売
-
公式サイト
レステックと長瀬産業の提携は、環境負荷を軽減しながらも高品質な製品を提供するための第一歩といえるでしょう。今後の展開に注目が集まります。