シルバー人材がWeb業界で輝く時代！株式会社ライトカフェの新たな挑戦

シルバー人材の雇用拡大とQA業務の開始

株式会社ライトカフェは、青森事務所を拠点とする新たな試みとして、シルバー人材によるQA業務の開始に向けた基盤や体制の構築に取り組んでいることを発表しました。これにより、地域のシルバー人材がWeb業界での役割を見出し、より多くの人々が新しい仕事の可能性を享受できることを目指しています。

背景と目的

当社では、IT未経験者向けの雇用・育成を推進しており、その中でも特にシルバー人材の雇用に注目しています。2020年3月には、青森事務所でシルバー人材にAIアノテーション業務を担当してもらい、ハード面の整備やコミュニケーションの円滑化を図りました。
現在、12名のシルバー人材が活躍中です。この運用実績を基に、新たなIT業務の分野としてQA業務に着目しました。この業務は、正確性が求められるため、真面目で丁寧な作業に長けているシルバー人材には適しています。これにより、彼らが活躍できる場をさらに拡大したいという想いがあります。

QA業務とは

QA（Quality Assurance）業務は、リリース前のウェブサイトやアプリケーションなどの開発物が正常に動作するかを検証し、品質を保証する重要な役割を担っています。当社の青森事務所では、シルバー人材に東京で行っているQA業務を引き継いでもらう計画です。これには専門知識を持つブリッジ社員を配置し、シルバー世代の方々が業務上の疑問や相談をしやすい環境を整えることが含まれています。
実際の業務は、テストケースに従った動作確認テストをスマートフォンを使用して行い、異常があれば青森のブリッジ社員を通じて東京のエンジニアに報告します。これにより、シルバー人材が安心して業務に取り組める体制を構築しています。今後は、スマートフォン以外にもパソコンやタブレットでのQA業務を拡大する計画です。

シルバー人材の雇用と未来の展望

現在、青森事務所でのシルバー人材の雇用は2020年から6名でスタートし、今では12名に増加しています。この雇用の取り組みは社会的にも評価され、「第7回GOOD ACTIONアワード」では「ワークスタイルバリエーション賞」と「審査員賞」を受賞しました。これからもシルバー人材が活躍できる場を増やしていくことを目指し、2023年にはシルバー人材100名の採用を計画しています。
また、シルバー人材の「真面目さ」を活かして、IT分野の業務を広げるほか、農業分野ではAI搭載ロボットを利用した労働力補完のビジネスの検証も進めていきます。