若手クリエイター支援を目的としたアワード『U35 C&CA』2024年の受賞者が決定
デジタルクリエイティブ業界の発展を目指す一般社団法人I.C.E.と公益社団法人DMIが共同で開催する『U35 Creative & Communication Award 2024』の受賞者が発表されました。若手ビジネスパーソンにクリエイティブな挑戦の機会を提供するこのアワードは、2度目の開催となります。
アワードの概要
このアワードは35歳以下のクリエイターやビジネスパーソンを対象に、実際の企業課題に基づくアイデアを提案し合う場として設けられています。今年は、株式会社ポーラと株式会社マガジンハウスから出された課題に対し、約100件の応募がありました。
受賞者の受賞理由
受賞者は、ポーラ社の「肌分析」の認知度を高める施策提案と、マガジンハウス社の漫画をベストセラーに育てる企画提案に取り組みました。
最優秀賞:ポーラ社
- - 大越 兼灯(24、法政大学)
- - 岩井 拓諒(22、東北大学)
両者は、実行可能で明確な戦略を提示し、消費者の感情に訴えかける内容が高く評価された結果の受賞です。
大越さんは「人間の感情を肯定するような仕事をしたい」とし、岩井さんは「不便を解消したい」という思いを語りました。
優秀賞:ポーラ社
- - 飯島 夢(28、Septeni Japan)
- - 佐野 弥詩(25、電通東日本)
このペアは、ポーラの価値を理解した上で施策を企画し、消費者の気持ちに寄り添った内容が評価されました。
最優秀賞:マガジンハウス社
馬場さんは、具体的なコミュニケーション戦略を提示し、企業課題に応じた明確なコンセプトを示しました。
優秀賞:マガジンハウス社
- - 小川 敬典(34、東北新社)
- - 田中 見希子(31、東北新社)
両者は、ユニークな切り口と読者の興味を惹く施策を展開し、心の奥に潜む感情に訴えるコンテンツが高く評価されました。
審査の流れと背景
アワードに寄せられた多くの企画は、応募者一人ひとりの熱意が感じられ、審査員も刺激を受けたとのことです。審査には多様な業界で活躍する専門家が関わり、高い評価がなされました。まさに若手の登竜門としての役割を果たしています。
I.C.E.とDMIは、若いクリエイターが業界で羽ばたくための支援を続けていくことを誓い、来年以降の更なる発展を目指しています。このアワードを通じて、参加者が新しい挑戦の機会を見出し、成長することを期待しています。
まとめ
『U35 Creative & Communication Award 2024』は、若手クリエイターたちが実際のビジネス課題に挑戦し、アイデアを競い合う貴重なプラットフォームとなっています。クリエイティブな発想が求められる今、彼らの活躍がますます注目されることでしょう。今後の取り組みに大いに期待が寄せられています。