Fitmoの新挑戦
2019-01-17 11:02:03
パーソナルトレーニング市場の拡大を目指すFitmoの新たな挑戦とは
Fitmoの新たな挑戦
パーソナルトレーニングのポータルサイト「Fitmo」を運営する株式会社OLIVAが、クルーズ株式会社から資金を調達した。この資金調達は、急成長を続けるパーソナルトレーニング市場での競争力を高めるための重要な一歩となる。
近年、パーソナルトレーニングを受ける人々の人数は増加しているものの、利用者が自分に最適なジムやトレーナーを見つけることは難しい。また、独立して活動するトレーナーも増加しているが、WEBでの集客手段が乏しく、収入が安定しないという課題も存在する。これらの状況を解決するため、Fitmoはトレーナーとユーザーを結ぶ新たなプラットフォームを提供している。
Fitmoのビジネスモデルは、ユーザーが同社を通じてトレーニングを受けることで、ジム側が成約報酬をOLIVAに支払うという仕組みだ。このモデルにより、ユーザーとトレーナーの双方にとって、より良いマッチングを実現することが目指されている。
OLIVAの代表取締役である永田篤広氏は、フィットネスジムの市場規模が約4,500億円に達し、年々増加していることを指摘し、「パーソナルトレーニングが市場規模の成長を後押ししている」と述べている。しかし、その急激な成長には多くの課題が潜んでいることも忘れてはならない。
「今の市場は、人気商売に陥っている」と永田氏は語る。「ルックスが良いトレーナーが顧客を惹きつけるという状況は一過性のもので、トレーナーやユーザーが長期間にわたって満足できるシステムではありません。パーソナルトレーニングの受講理由はダイエットだけでなく、健康維持やスポーツスキルの向上など多岐にわたる。本質的なパーソナルトレーニングをもっと可視化し、広く利用される市場を創り出したい」と力強く語る。
永田氏自身は、大学卒業後に野村総合研究所で勤務していたというが、デスクワークが増える中で体重が10kgも増加し、腰痛に悩まされた。そんな時にパーソナルトレーニングを体験し、簡単に体重が減少し、腰痛も改善したという。彼は、ダイエットや健康に関する知識は一生ものの財産であり、正しい知識を得ることで流行に流されることがないと考えている。「プロから直接学べるパーソナルトレーニングは最も効果的であり、その重要性を世の中に広めるためにこの会社を立ち上げました」とその想いを語った。
Fitmoは、今後も情報の非対称性が大きいこの市場において、ユーザーが自分に合ったトレーナーを選べるようなプラットフォームを目指して設計・開発を進める。これにより、パーソナルトレーニング市場のさらなる拡大と利用者の満足度向上を図る計画だ。彼らの挑戦がどのように進展していくのか、今後の動向から目が離せない。
会社情報
- 会社名
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株式会社OLIVA
- 住所
- 東京都渋谷区鶯谷町3-1SUビル203
- 電話番号
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