鈴木啓太が率いる腸活ビジネス、医療市場へ進出
元日本サッカー代表の鈴木啓太氏が代表を務めるAuB(オーブ)株式会社が、医療機関向けの新ブランド「aub for medical」を発表しました。これまでの一般向け腸ケアサポート商品に加え、今後は医療機関向けの製品も展開していく方針です。
背景と新たな挑戦
最近、腸内細菌と病気との関連についての関心が高まり、医療機関でも腸ケアへの取り組みが重要視されています。特に、経済産業省が発表した「新しい健康社会の実現に向けたアクションプラン」(2023年版)によると、サプリメントや健康食品の市場は今後急成長する見込みで、2020年の3.3兆円から2050年には8.3兆円に達するとされています。この市場の拡大を見据え、AuBはオリジナルの腸ケア商品を医療機関向けに提供することに決めました。
初の製品として発表されたのは腸ケアサプリメント「Probio 30s(プロバイオ サーティーズ)」。この商品は腸内の健康を促進するために、様々なプロバイオティクス原料を使用し、特に酪酸菌を主成分としています。この成分は腸内環境を整える効果が高く、健康への寄与が期待されています。
「Probio 30s」の特長
新発売の「Probio 30s」は、特定の目的を持って開発されました。主に医師や歯科医師向けに、治療や処方時のサポートを提供することが目的です。さらに、専門診療を行う医療機関において、全身の健康管理に役立つ商品としての位置付けも考えられています。
この商品は、一般向けに販売されている「aub BASE」の1.5倍の量の腸内細菌を含んでおり、アスリートの腸内データに基づいて設計されています。科学的根拠をもとにしたこの商品は、患者や顧客へ向けた付加価値のある提案として期待されています。
企業の背景と未来
AuBは2015年に設立され、アスリートの腸内細菌研究を行い、その成果をもとに商品を開発しています。鈴木啓太代表取締役は、サッカーJリーグの「浦和レッドダイヤモンズ」で活躍した元プロ選手で、その経験を活かした商品開発が行われています。これまでにアスリートから採取した便検体をもとに、腸内フローラを解析し、腸活のメソッドを確立。
この方法に基づいた商品開発が進む中、AuBは今後も腸内健康を支える製品を提供していく予定です。健康意識が高まる中、一般の人々向けの製品に加え、医療機関専用の製品展開も行うことで、幅広いニーズに応えていくとしています。
特に注目されるのは、今後も続々と新商品を展開予定である点です。予防や未病ケアに取り組む医療機関向けに開発されるプロダクトは、患者の健康を大きく支える役割を果たすことでしょう。今後の展開に期待が高まります。
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