雪印メグミルク株式会社と弘前大学は、共同研究講座『ミルク栄養学研究講座』の一環として、弘前市で行われた「岩木健康増進プロジェクト健診」において糖化年齢健診を実施しました。
この健診は、弘前大学、弘前市、青森県総合健診センターが共同で実施するもので、今年で20回目を迎える大規模な健康診断です。約1,200名の住民が参加し、健康状態に関する様々な検査を受けました。
雪印メグミルクは、2023年から糖化年齢健診ブースを設け、「AGE Reader mu」という機器を用いて、皮膚に蓄積されたAGEs(終末糖化産物)を測定しています。測定結果から、参加者の「糖化年齢」が算出され、健康管理の指標として活用されます。
糖化年齢は、美容や健康に影響を与える可能性があることから、注目されています。特に、骨質劣化型の骨粗鬆症との関連も指摘されており、健康状態を把握する上で重要な指標の一つとして位置付けられています。
雪印メグミルクは、今回の健診で得られたデータを分析することで、健康状態に関する新たな知見を得て、今後の商品開発やサービス提供に活かしていくとしています。また、弘前大学COI-NEXTの他の参画機関とも連携し、地域社会の健康課題解決を目指していく方針です。
雪印メグミルクは、コーポレートスローガン「未来は、ミルクの中にある。」のもと、乳製品の新たな価値創造に取り組んでいます。今回の糖化年齢健診を通じて、健康増進に貢献していくとともに、乳製品の健康効果に関する研究をさらに進めていくことが期待されます。