岡山の桃型オブジェ
2025-06-25 15:17:30

岡山の学生たちが生み出したゴム製桃型オブジェの魅力とは

岡山の創造力が生んだ桃型オブジェの魅力



岡山県倉敷市の大原美術館で行われた「岡山フィルムプロジェクト」の制作報告会見で、住友ゴム工業が開発した3Dプリンター用のゴム材料を用いた桃型オブジェが初めて公開されました。このプロジェクトは、岡山県の地域活性化を目指して、次世代クリエイターの育成を支援する取り組みの一環であり、岡山県にタイヤテストコースを持つ住友ゴムが地元の学生たちとのコラボレーションを通じて実現しました。

制作報告会の様子



発表会には、数名の著名な監督やプロデューサーが登壇し、岡山県の学生たちが自らのプロジェクトについて報告しました。特に注目を集めたのは、学生たちが手掛けた桃型オブジェとカチンコ風名札でした。カラフルな桃型オブジェは、手に取るとそのゴムの弾力性が心地よく、参加者たちはその触感を楽しんでいました。また、カチンコ風名札は、樹脂とゴムを組み合わせており柔軟性と同時に音が鳴る仕組みもあるため、「自分の名前のカチンコ名札を使って映画撮影をしたい」との声が学生たちから上がりました。

3Dプリンター技術の力



住友ゴムが開発したこの新しいゴム材料は、それまでの樹脂では実現できなかった柔軟性や弾力性を兼ね備えており、これにより様々な用途で活用される可能性があります。この技術により、ゴム製のアイテムを3Dプリンターで制作することが可能となり、一般的に固い材料では形作れない製品が生まれることが期待されています。今後、医療やロボットなど多様な分野での使用が見込まれています。

学生たちの想い



学生リーダーの岡田菜花さんは、「岡山を象徴する桃をモチーフにしたオブジェに、プロジェクトのロゴもデザインしています。住友ゴムさんの最新技術と協力して、理想の商品を形にしたいと考えていました」と作成依頼の背景を説明しました。制作した試作品が実際に触れることができ、参加者たちはその体験を楽しみました。

開発の裏側



住友ゴムの研究開発本部の杉本睦樹課長は、「3Dプリンターの特性を生かして、学生たちの柔軟なアイデアをすぐに芽吹かせることができ、今後の新たな商品企画に期待が寄せられます」と、企業としての技術と学生たちの発想を活かした取り組みについて語りました。

今後の展望


このプロジェクトは、地域の学生たちのアイデアを育むだけでなく、住友ゴムの技術を地域に還元する良い機会でもありました。今後も新たな開発が進められる中で、3Dプリンター用ゴム材料の応用が広がることが期待されています。

彼らの取り組みが、岡山の地域活性化を進め、また新たなクリエイティブな才能を掘り起こすきっかけになることを願っています。


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会社情報

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住友ゴム工業
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