九州電力送配電の配電ネットワーク高度化に向けた取り組みセミナー

九州電力送配電が提案する新たな配電ネットワーク

2025年5月16日、福岡市にあるJR博多シティにて、九州電力送配電株式会社のセミナーが開催されます。本セミナーでは、配電ネットワークの高度化に向けた多様な取り組みや、それに伴う技術開発のビジョンが講師の黒岩康教氏によって詳しく解説されます。

配電部門の役割と課題

九州電力送配電の配電部門は、九州地域における22kV以下の電力設備の建設、運用、保全業務を担っており、電力の安定供給と品質の維持が求められています。しかし、再生可能エネルギーの普及や、労働人口の減少と高齢化による課題を背景に、新たな技術開発が急務とされています。

セミナーの主な内容

本セミナーでは、まず配電ネットワークの構成や課題について紹介されます。特に、適正電圧の維持や早期停電復旧、配電設備の高経年対策に焦点が当てられる予定です。さらに、九州電力送配電が策定した「配電部門技術開発ビジョン」やそれに伴う具体的な取り組み（光遠制システムの開発、次世代スマートメーターの活用、配電作業の機動化など）についても詳しく解説します。

組織の活性化と心理的安全性

また、参加者が目指す「ありたい姿」を実現するためのアプローチとして、組織の活性化や心理的安全性の向上に関する施策が紹介されます。具体的には、1対1のコミュニケーションや部内での交流活動、さらには情報共有のための動画配信などが考えられています。

質疑応答と交流会

セミナーの後半では、参加者からの質疑応答の時間が設けられ、講師との直接的なコミュニケーションが図られます。また、名刺交換や交流会を通じて、参加者同士のネットワーク構築が促進され、新たなビジネスの創出に寄与することが期待されています。これにより、通常交流が難しい講師陣や受講者との人脈を広げる良い機会になることでしょう。

参加方法と受講料

セミナーは会場受講のみとなり、ライブ配信やアーカイブ配信は行われません。受講料は1名37,390円（税込）ですが、社内や関連会社で2名同時申し込みの場合は32,390円となります。地方公共団体に所属の方には特別料金も用意されています。

この機会に、九州電力送配電が描く未来の配電ネットワークへの理解を深め、業界の動向をキャッチアップすることができる貴重なセミナーです。興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。