「学習eポータルキュビナ」とELSAの連携
株式会社COMPASSが提供する学習eポータル「キュビナ」は、ELSA社のAI音声認識技術APIを搭載した新たな英語スピーキング判定機能を発表しました。この技術は、全世界で7000万人以上が利用する英語発音コーチアプリ「ELSA Speak」から導入されたもので、特に公教育の現場における「話す」能力の向上を目指しています。
英語教育の課題
昨今のグローバル化に伴い、実社会で使える英語の習得が益々必要とされています。特に、小中学校において「聞く」「話す」スキルに重点が置かれるようになった一方で、教員には高い英語スキルが求められるなど、教育現場には多くの課題が山積みです。限られた授業時間の中で、一人ひとりに対する適切な指導やフィードバックが難しい現状もあります。
新機能の詳細
このような背景を受けて、キュビナは新機能としてELSAのAI音声認識技術を活用した教師支援ツールを導入しました。この機能では、教科書に掲載されている基本文を用いた「中学校 教科書基本例文問題」や、学習達成度に応じた「Can-do」問題に対応。英語スピーキングにおける多角的な練習を可能にします。
発音判定の仕組み
新機能は、AIが発音を3段階で評価する仕組みを採用しています。具体的には、評価は「Excellent」「Good」「Nice Try」とされ、学習者は自分の発音がどの程度なのかを理解でき、苦手な部分も明確になります。さらに、ユーザーはお手本を聴きながら何度でも繰り返し練習できるため、自己改善が促進されます。
ELSAの技術的強み
ELSAは、学習者が自信を持って英語を話すためのAIパーソナルコーチアプリを提供しており、その音声認識精度は約95%。非ネイティブの音声を高精度で捉え、発音の弱点をリアルタイムで指摘します。これにより、日本人学習者特有の発音の改善が短期間で実現し、より自然な発音へと導くことが可能です。
COMPASSの役割
COMPASSはELSA社との提携を通じて、教育現場でのICT導入を推進. すでに約2300校で「キュビナ」のサービスを展開しており、多くの生徒が利用しています。今後も教員と生徒間のコミュニケーションを円滑にし、教育の質を向上させる取り組みを継続していく予定です。
まとめ
この新しい英語スピーキング判定機能の実装により、教育現場における「個別最適な学び」が実現。COMPASSは今後も、すべての子どもたちに質の高い英語教育を提供するため、さらなる努力を続けていきます。キュビナは未来の教育を見据えた新たな挑戦をしています。