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香川県発！地質と食文化が融合した新グルメ体験

香川県は、瀬戸内海と讃岐平野という独特の地形と、豊かな自然に恵まれた地域です。この地の恵みを生かした食材と、代々受け継がれてきた食文化を掛け合わせた新しい取り組みとして「せとうち讃岐ジオグルメ」が誕生しました。

このプロジェクトは、単なるグルメ体験にとどまりません。香川県の地質（ジオ）と、その土地で育まれた食文化の繋がりを深く理解し、五感を通して楽しむことを目指しています。発表会では、地元の料理人たちが腕を振るい、香川県産の食材をふんだんに使用したコースメニューが披露されました。

地元の食材が織りなす、五感で味わうコースメニュー

発表会で提供されたコースメニューは、まさに香川の大地と海の恵みを凝縮したものでした。各料理には、その食材の原産地や生産過程に関するジオストーリーが添えられ、単なる食事ではなく、香川の歴史と文化を味わう貴重な体験となりました。

例えば、「オリーブハマチと旬野菜のマリネ」は、香川県産のオリーブオイルと新鮮なハマチを使用。金時人参のピューレと、みかん風味のヴィネグレットソースが、料理に奥行きを与えています。

「赤芽芋饅頭韃靼蕎麦餡かけ」は、地元産の赤芽芋を使った饅頭に、韃靼蕎麦の餡がかけられた一品。瀬戸内産の穴子や金時人参、菜の花、柚子の香りが、絶妙なバランスで調和しています。

「オリーブたまごを使った瀬戸内ヒラメのサヴァイヨン風グラチネ」は、オリーブオイルで育まれた鶏卵を使った、上品な一品。マンバ添えのプロヴァンス風ソースが、料理の風味を引き立てています。

メインディッシュには、「低温調理した讃岐牛オリーブ牛肩肉のロティとオリーブ豚の香川蜂蜜風味グリル」が登場。金時ポテトのグラタンと、かめびし醤油風味のオリエンタルソースが、香川県の豊かな自然を表現しています。

その他にも、讃岐うどん、天ぷら、カンカン寿司、そして地元産の和三盆を使った蒸し羊羹や白味噌プリンなど、香川を代表する郷土料理がコースに含まれており、来場者たちは香川県の豊かな食文化を存分に堪能しました。

地域連携による持続可能な観光の創造

「せとうち讃岐ジオグルメ」は、香川大学が中心となり、香川県観光協会、ジオリブ研究所、穴吹トラベルなど、様々な機関が連携して推進されています。この取り組みは、観光庁の「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」にも採択されており、地域経済の活性化にも貢献する重要なプロジェクトとなっています。

穴吹トラベルは、このプロジェクトにおいて、観光ツアーの企画・運営などを担っており、地域の活性化に大きく貢献しています。今後、さらなる観光客の誘致、地域経済の活性化が期待されます。

この「せとうち讃岐ジオグルメ」は、単なる食のイベントではなく、香川県の魅力を再発見し、地域全体を盛り上げる力強い試みです。今後も、香川県の大地と食文化が融合した、魅力的な企画が展開されることでしょう。

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