大阪での芸術展覧会の裏側
大阪府立江之子島文化芸術創造センター(通称enoco)で、アーティスト黒田大スケの個展「天幕のためのプラクティス」が2025年4月12日から6月1日まで開催されます。この展覧会は、EXPO2025大阪・関西万博に合わせて実施され、近代彫刻と公共空間におけるアートの歴史を多角的に探究する機会を提供します。
黒田大スケの芸術観
黒田大スケは、京都生まれのアーティストで、これまでに多くの展覧会に参加してきました。彼は社会の中で無視された存在や忘れられた事物に光を当て、リサーチを通じて浮かび上がらせることを目指しています。特に近年は、近代彫刻についての調査を基にした映像作品の制作に力を入れており、本個展でもそのアプローチが色濃く反映されています。
展覧会の内容
この個展では、大阪の公共空間に点在する彫刻作品の調査を通じて得た映像作品が展示されます。さらに、enocoが所蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」との関連性も探られ、大阪の歴史や街と芸術の関わりについて考える契機をもたらします。
「大阪」という言葉の下、忘れ去られているものたちがどのようなメッセージを我々に伝えようとしているのか、訪れる人々は新たな視点を得ることができるでしょう。
展覧会概要
- - 会期:2025年4月12日(土)〜6月1日(日)
- - 営業時間:10:30〜18:00(毎週月曜日休館)
- - 会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 4Fルーム1, 2, 3
- - 入場料:無料
関連イベント
展覧会に伴い、以下の関連イベントも行われます。
対談「大阪を歩く」
- - 日程:4月20日(日)13:30〜
- - 講師:松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)×黒田大スケ
- - 定員:30名(要事前申込、参加無料)
大阪の彫刻と歴史をめぐるツアー
- - 日程:5月4日(日)10:00〜12:00
- - 講師:黒田大スケ
- - 定員:20名(要事前申込、参加無料)
アーティスト・トーク
- - 日程:5月25日(日)13:30〜
- - 定員:30名(要事前申込、参加無料)
参加方法
各イベントは、展覧会ウェブサイトまたは指定の申し込みフォームから事前に申し込む必要があります。応募開始日は2025年3月1日(土)午前10時からです。
公式ウェブサイト:
enoco公式サイト
この展示と関連イベントを通じて、大阪の彫刻と芸術に隠された物語を発見し、新たな視野を広げる機会にぜひご参加ください。