広島市の象徴ともいえるおりづるタワーが、被爆81年を迎える2021年の夏に特別企画を用意しました。8月6日から8月16日までのこの期間、おりづるタワーでは「広島 愛の川」プロジェクトと「マイ・ハート・コンサート」が開催されます。
「広島 愛の川」プロジェクトは、2015年に始まり、原爆の悲劇を詩に込めた中沢啓治氏の思いが形になったものです。彼が描いた「愛の川」という詩は、過去の苦しみを忘れさせず、未来への優しさを込めることを目的としています。この詩は楽曲としても毎年8月6日に行われるとうろう流しの際に子どもたちによって歌い継がれており、今年も屋上展望台からその美しい歌声が発信されます。
特別企画の1日目、8月6日には「広島 愛の川」の合唱が、屋上展望台で行われます。時間は18:30からです。この合唱は、多くの子どもたちの心に平和の願いを響かせ、国境を越えても伝わるメッセージを届ける機会になります。
また、同日の20:00からは沖田孝司氏と千春氏による「マイ・ハート・コンサート」が行われます。このコンサートでは、過去にG7広島サミットやサッカーワールドカップアジア予選で演奏されてきた楽曲「We love the EARTH from HIROSHIMA」が披露され、未来への希望を込めた音色が広島の空に響き渡ります。
さらに、8月8日から8月16日までの間は「Letter from Hiroshima」という特別企画も実施されます。これは、広島を訪れた人々が思いを込めた手紙を、大切な誰かに届けるために投函できるイベントです。ポストカードには広島ゆかりのアーティストたちが描いた壁画がデザインされており、2045年に向けた願いが込められています。
手紙を書くことで、過去の悲しみを忘れず、現在を生きる自分と向き合い、そして未来を担う子どもたちへ願いを繋げるこの企画は、多くの訪問者にとって特別な体験になることでしょう。
広島は毎年多くの観光客が訪れる場所であり、おりづるタワーから広がる美しい街並みを背景に、参加者が自分の言葉を紡いでいく様子は、未来への明るい展望を与えてくれます。手紙は相手の顔を思い浮かべながら書き、自分の言葉として形に残すことができる貴重な体験です。
おりづるタワーでは、展望台、物産館、カフェなども営業しており、夏の特別企画をより楽しむための空間が整っています。また、夏の間は営業時間が延長され、より多くの人々に平和のメッセージを届ける準備が整っています。
この夏も、ぜひおりづるタワーを訪れ、平和への願いを新たにしてみてはいかがでしょうか。心温まる歌声と手紙の力で、未来を見つめ直す機会を提供してくれるこの特別な期間に、皆様のご参加をお待ちしています。