医療アートの未来
2021-12-23 08:57:43

医療を可視化するアート企業の成長、LKMACが目指す未来とは

医療を可視化するアート企業の成長、LKMACが目指す未来とは



2021年に設立された「L&Kメディカルアートクリエイターズ」(LKMAC)が、この秋で1周年を迎えました。この会社は、医学と医療の情報を視覚的に伝える「メディカルイラストレーション (MI)」の重要性を広めることを目的としています。実際、医療情報は日々の生活の中でも目にする機会が増えていますが、それが果たして正確で信頼できるものであるかを確認する手段は限られています。特に、医療の現場では理解を深めるためにイラストやアニメーションが多く活用されていますが、その制作に関わるイラストレーター、すなわちメディカルイラストレーター(MIr)の数は依然として慢性的に不足しています。

実際、日本国内のMIrは約50名程度と推測されています。この状況において、LKMACはMIrの発掘と育成を行いながら、質の高いイラストを提供することを目指しています。

メディカルイラストレーションの定義


LKMACでは、メディカルイラストレーション (MI) を「研究・論文・臨床・記録・教育に資する医学医療の可視化に必要な図画図版」と定義しています。これにより、医学や医療の情報が視覚的に一目で理解できるようになることを狙っているのです。

また、MIrとは、医学医療に関する基礎的な知識を有し、求められた意味を理解して表現できるプロフェッショナルのことを指します。この条件を満たしたMIrが、LKMACに所属し、イラストを制作しています。

LKMACの特徴


LKMACの強みは、何と言ってもそのイラストレーターの質と多様性です。特に「レオン佐久間」氏は日本のMIrの第一人者として知られ、多くの医療従事者から信頼を受けています。レオン氏は自身が描くイラストに対し、臨床解剖的な確認を行い、品質を担保しています。

さらに、LKMACでは、幅広い専門性を持ったMIrが所属しており、各イラストレーターの得意な分野やスタイルに基づいて、クライアントのニーズに応じた適切なイラストを提供できます。これにより、複雑な案件にも迅速に対応できるチーム体制が実現しています。

医療情報の普及を目指す


LKMACは、医療情報を更に広め、医療従事者や一般の人々が、「メディカルイラストレーション」を通じてより良い理解を得られるよう取り組んでいます。2021年12月に行われた日本内視鏡外科学会の調査では、回答者の約40%がMIrの存在を知らなかったことがわかりました。これを受けて、LKMACは広く知識を普及させるための施策を模索しています。

また、今後はMIrの育成にも力を入れる必要があります。特に、安心してMIを利用できる環境を整えるためには、知識に基づく専門性が求められます。LKMACは今後も、質の高いMIを制作しつつ、MIrの育成にも取り組んでいく考えです。

会社概要と今後の展望


LKMACは埼玉県東松山市に事務所を構えており、地域の支援を受けながら運営を行っています。また、メディカルイラストレーションに特化した「Medical Museum」というプラットフォームを運営し、業界の情報を広く伝達する場ともなっています。今後の展望として、LKMACは「メディカルイラストレーションがもっと身近になり、医療に向かい合うすべての人が共通の理解を持つ世界」を目指しています。

最終的には、LKMACが提供する質の高いメディカルイラストレーションが、多くの人々に親しまれる存在となることを期待しています。

会社情報

会社名
L&Kメディカルアートクリエイターズ株式会社
住所
埼玉県東松山市箭弓町1-11-7ハイムグランデ東松山2階
電話番号
0493-81-5712

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