アクティオが省人化建設機械を正式認定
2024年、株式会社アクティオ(本社:東京都中央区日本橋)は、自社が保有するコベルコ建機社製のチルトローテータが、国土交通省が運用する「ICT建設機械等認定制度」において、新しく設けられた区分である「省人化建設機械」に正式認定されたことを発表しました。この認定は、建設業における省人化を進めるための重要なステップとなります。
この制度は、2022年7月に国土交通省が制定したもので、ICT(情報通信技術)の活用を促進し、現場におけるICT建設機械や関連装置の導入をスムーズに進めることを目的としています。また、2024年4月には「i-Construction2.0」が発表され、2040年度までに建設現場の省人化を3割進めることが目標として掲げられています。
省人化建設機械としての役割
今回認定を受けたチルトローテータSK200-10は、従来の機械と比べて作業範囲が大幅に広がり、複雑な地形やシビアな作業環境でも効率的な活用が可能です。それにより、作業者の負担を軽減し、建設作業の効率をグッと高めることが期待されています。
アクティオは今後も、自社の「レンサルティング」というノウハウを活かし、省人化に貢献する新たな製品やサービスを展開する意向を示しています。アクティオの取り組みは、建設業界全体の効率化と生産性向上に寄与するものといえるでしょう。
チルトローテータの特長
この新しいチルトローテータには、いくつかの特筆すべき機能があります。まず、左右に45度チルトし、360度回転する能力があり、これまでの機械に比べて掘削範囲が大幅に拡大した点です。従来は施工対象に対して機体を正対する必要があったため、作業の合間で移動を繰り返さなければなりませんでしたが、このチルトローテータを用いることで、移動せずとも広範囲の掘削ができます。
次に、3Dマシンコントロール機能が搭載されており、バケットの角度が半自動で調整されるため、オペレーターの熟練度にかかわらず、設計データ通りに掘削・整形が可能です。これにより、作業の精度も向上し、効率化が図れます。
このチルトローテータは、国土交通省が運営する「新技術情報提供システム(NETIS)」でも登録されており、従来の作業と比較して人工や使用燃料を削減できることが認められています。
今後の展望
アクティオは、これらの新機能を駆使し、より効率的で持続可能な建設現場の実現を目指しています。省人化建設機械が普及すれば、建設業界は今後さらに進化を遂げることでしょう。詳細な情報や施工事例については、080-6666-2329までお問い合わせください。
新しい技術と発展が進む中、アクティオは引き続き建設機械の未来を切り開いていく姿勢を崩すことなく、業界をリードしていくことでしょう。